Blaster3号機 ラダーリンケージ変更



完成後テストで様子を見ながら数回ランチした所で、真っ直ぐに上がらなくなってきてしまいました。
点検をしてみると、ラダーのリンケージが緩んでいます。 初期緩みは有ることなので、調整して再度
ランチしたところ、またしてもゆるみが出ていました。

どうやら、ヒンジがずれて、ラインを張れば張るほど動翼が引っ張られて弛みが出てしまうようです。 

Blasterに現在添付されてくる垂直尾翼は単純なスキンヒンジで、おまけに動翼が大きめなので、PEラ
インのテンションにヒンジが負けてしまっているようです。

スキンヒンジでもケブラーで補強がしてあったりすれば問題なく使えるのですが...

仕方がないのでエレベーターと同様、ポリミイドチューブ+カーボンロッドのリンケージに変更する事にしました。

不要になった左側のラダーホーンは切除しました。



コチラは自作したロッドエンドです。 0.8ミリSUSピアノ線に銅管をハンダ付けしてあります。
ロッドエンドとカーボンロッドは瞬間接着剤にて接着しています。


仮組をして一つ問題が出てきました。 しっかりとした肉厚のエレベータマウントが邪魔して、ラダーリンケージ
がテールパイプからかなり離れてしまいます。

「邪魔な物は削ってしまえ」とばかりに、エレベーターマウントにリンケージをもぐり込ませてしまう工法を取る
事にしました。
エレベーターマウントはその全周を接着されていますので、一箇所削った所でなんとも無いでしょう。


マウントに棒ヤスリでチューブが埋没する溝を加工します。


溝にポリミイドチューブを瞬間接着剤で接着しました。


エレベーターマウントから前は20ミリほど浮いているだけで、その先はテールブームに接着されています。


後半は1ミリバルサにカーボンを貼った物でスロープを造ってあげています。
スロープの後端とリンケージはこれだけ開いていますが問題はありません。 カーボンロッドならではの腰で
成せる業です。

リンケージはこのようになりました。


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