4.胴体の製作 1
尾翼は接着された状態で納入されましたが、先ずは尾翼の前縁や後縁のトリミングを行います。 前縁のバギング 時の尖りを均して翼型を正しい形に導きます。 また、運用を考えて、翼端の角を丸めておきます。 角が立っていた方が空力的にはプラスなのでしょうが、運搬や フライトで割ってしまったりすると台無しです。 水平尾翼も同様に角の丸めや前縁のトリミングを行います。 水平尾翼の動翼は1号機では五角形でしたが、今回の機体では頂点部分が平らになった六角形をしています。 六角形の角をトリミングして、円弧の形状にしておきました。 トリミングが終わりましたら、尾翼カバーを作って尾翼に被せておきます。 製作時の取り回しでぶつけて傷つける 事の防止になります。 素材は冬場にホットカーペットの下に敷く断熱シートです。 これをコテを使って溶かして貼り合わせてカバーを作り ます。 3畳敷きの断熱シートを買うと4機分のカバーが作れます。 |
ポッドの開口部は切りっぱなしで、しかも開口部が小さくなっています。 強度的にはこのままのサイズで縁をトリ ミングするだけの方が良いとは思いますが、メカ積みとメンテナンス性を考えて広げることします。 さすがにもうノーズから落とすようなこともありませんし... 縁を6ミリ残して綺麗に整えました。 リューターで削った後に、サンドペーパーで丁寧に研いで、ケブラーの ケバケバを落としてあげます。 1号機ではこの後クリアラッカーを吹いたのですが、このポッドは綺麗に出来ているのでこのままで行くことにします。 |
プラン通りにメカクラスターを製作します。 底板は0.8ミリ航空ベニヤの2枚重ねとして、サーボベースはバルサ に上面だけ0.8ミリ航空ベニヤを貼ってネジ受けとしてあります。 右側にエルロンサーボのS3154、左側にD47を搭載しますので、左側はD47の底部の出っ張りとサーボコード の逃げが加工してあります。 サーボを借り組してみます。 サーボ自体が構造体になるように、隙間無くきっちりと納めます。 形が決まったところでサーボの取り付け穴を開けます。 取り付け穴は1.5ミリのドリルでした穴を開け、穴に瞬間 接着剤を流して堅くしてからタッピングねじでねじ型を付け、再度瞬間接着剤を流して固定化します。 機体内部色(実はザクグリーン)で塗装してあげました。 色はたまたま手元にあったからなのですが、本当は派手 な色が良かったです。 テールからノーズまで水糸を張って、中心を出してクラスター取り付け用ねじのねじ穴を開けます。 サーボクラスターの完成形です。 サーボの取り付けは2*8のトラス頭タッピングねじを使用します。 クラスターの取り付けはこの位置です。 後ろ側のサーボホーンの位置を考慮した場所で、広げた開口部にも ストレスを与えない様な場所となっています。 クラスターの取り付けも2*8のトラス頭タッピングねじです。 クラスター側のねじ穴もサーボ取り付けねじと同様に 瞬間接着剤での補強も施してあります。 |