6.胴体の製作 3
エレベーターとラダーリンケージは0.8ミリのカーボンロッドにポリミイドチューブを使用します。 最近は0.4ミリ 程度のピアノ線やギター弦を使う例が多くなって来ていますが、きむらクラフトではリンケージのしっかり感から カーボンロッドを使う事にしています。 カーボンロッドを使った場合の問題の一つであるロッドエンド処理がありますが、きむらクラフトでは画像の様な ロッドエンドを自作して対処しています。 0.8ミリのステンレスピアノ線に銅パイプを半田付けして作ってあります。 ハンダ付けにはステンレス用のフラックスとハンダを使用しますが、通常のハンダ付け同様に行う事が出来ます。 0.8ミリ〜1ミリのカーボンロッドが入り、瞬間接着剤で銅パイプとカーボンロッドを接着すれば充分な接着強度が 得られます。 カーボンロッドは軽くサンディングして表面を平滑にしてから長万部航空機の「すべすべ君」を塗布してからチューブに 挿入します。 |
0.8ミリのポリミイドチューブと0.8ミリ(実際は0.75ミリだった)カーボンロッドを組み合わせて、曲がらないように 軽くチューブにテンションを掛けつつ瞬間接着剤で接着します。 ブームへは全面を接着せず、10cm間隔で点付けします。 これにより、ブームがしなった時の逃げとします。 |
サーボホーンはD47付属の厚手の物を利用し、リンケージに1ミリのステンレスピアノ線を使いますので、穴を1ミリ のドリルでさらっておきます。 1ミリのステンレスピアノ線の先端をL字に曲げた物と組み合わせておき、ポッド内でカーボンロッドと組み合わ せます。 ロッドの抜け止めにはビニールコードの被覆を3ミリほどの長さにカットした物を被せ、瞬間接着剤で 止めています。 |
ブームとリンケージの隙間(スロープ)には、1ミリバルサにカーボンを貼った物を使いました。 樹脂が余ったときに 作っておいた物です。 ラダーリンケージでの使用例。 エレベーターリンケージでの使用例。 リンケージがカーボンロッドですので、ホーンギリギリまでスロープで固定する必要はありません。 |