SAL4の修理


昭和記念公園の大会で、他機と接触して主翼を壊してしまいました。
破損部分は大きいですが、修理をして上げる事にしました。


 

破損箇所はカーボンスプレッドの形で欠損しています。 押しつぶされて壊れているので、周囲の変形も見られ
ます。



こちらは下面。 上面同様、欠損していて、押された影響でスパー直前で波打っています。





変形した部分を含めて切断面が一直線になるように切り取ってしまいます。




修理方法は前回Blasterを修理したのと同様、前縁をカーボンロッドで補強して、欠損した部分はデコパネで
補います。



カットしたデコパネをマイクロバルーンを混ぜた5分エポキシで接着します。



ざっくりとデコパネをカットします。


デコパネを含めて、周囲を平滑になるようにサンディングします。
サンディングには必ず、サンディングボードを使用します。

私は用途に合わせて、木片にサンドペーパーを貼ってサンディングボードを作っています。



エポキシ樹脂にマイクロバルーンを混ぜて、凹んだ部分に盛っていきます。



800番までの耐水ペーパーで研ぎ出して、平滑に仕上げます。



こちらは上面。 こちらも耐水ペーパーを使って平滑に仕上げて行きます。



Validolにおまけで付いてきたカーボンスプレッドがありましたので、上面に使いましょう。
ポリ袋に入れた状態で樹脂を垂らし、ローラーで樹脂を馴染ませます。



型紙を作り、型紙通りにビニールごと樹脂を染みこませたカーボンを切り出します。



切り出したカーボンの片側のポリ袋を剥がし、主翼に乗せたらもう片側のポリ袋も剥がします。
ティッシュを乗せて、軽く押さえて余分な樹脂を取り除きます。



マイラー、スポンジを乗せて、重しを掛けて24時間放置します。



硬化後、段差などを1500番の耐水ペーパーで水研ぎし、コンパウンドで仕上げました。



下面は62g/m2のクロスを貼りました。 ローラーで良く均して、カーボンクロスの目を潰してあります。



 
2gの重量増加で修理が済みました。


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