Victoriaの製作 2




セールコントロールラインの取り回しを変更します。  キット通りですと、ラダーの横当たりからラインを取り出し、
デッキ上を進んで、一本のラインでメイン、ジブブームをコントロールします。

セールサーボは片腕式で、ホーンはキットに付属します。




変更後はセールサーボを両腕式として、デッキからの取り出し口をメインセール用、ジブセール用と分けます。


 

セールコントロール用ラインは付属のラインでは足りませんのでPEラインを使います。 取り出し口はPEラインとの
相性が良い肉厚のカーボンパイプを使い、内側を面取りしています。



ラインの取り出し口は新設になります。  デッキは比較的薄いABSですので、補強版を作ってあげます。
デッキの開口部を開けた時の廃材からワッシャー状のパーツを切り出します。



切り出した補強用ワッシャーとカーボンパイプです。



ジブセール用の取り出し口は、本来コントロールラインが通るクリートを接着する場所で下穴があるので、それを
そのまま利用します。

先に自作したワッシャーを接着します。



接着したワッシャーに沿って穴を広げ、カーボンパイプを差し込んで瞬間接着剤接着します。


 
メインセール用も同様に接着します。


 
マストを張る為のクリートを接着します。 

きむらクラフトでは3個が真っ直ぐになるようにスケールを当てて直線を出しましたが、海外のサイトでは、わざと
角度を付けて接着している物もありました。


 
ハッチのガイドレールを接着します。 キットには刷毛付きのABS用接着剤が同封されているのですが、スポイト
に接着剤を詰め替えて、接着剤を流すようにして接着します。

接着剤はアセトン系の溶剤で、あっという間に蒸発します。



これが安かった理由?

バラストの塗装が浮いて剥がれていました。 ここだけではなく、所々剥げそうな所が見えました。



塗装を剥いでみると、鋳鉄製のバラストが錆びてしまっています。


塗装を全部剥いで、徹底的に磨き上げました。


鋳鉄製のバラストに塗装をするにあたって、食いつきが良くなるようにプライマーを使います。  今回はミッチャ
クロンと言う万能プライマーを使用しました。



アセトンで脱脂したあと、ミッチャクロンで下地を作りました。 バラストが900gもあるので、固定も大変でした。



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