Victoriaの製作 6



マストやセールを張るラインはキットに付属しているラインを使います。  リリアン糸のような糸ですが、マストなどの
パーツに開いている穴よりどう見ても太いです。

手作業でラインを通すのは、私には無理でした。

たしか、家の裁縫箱に針穴に糸を通すツールがあったはず...と探して使って見たところコレが大当たり。
と喜んでいたところ、3回目で見事にぶち切れてしまいました。

画像はそんなツールを真似て、0.3ミリのピアノ線で作ったツールです。 途中で「く」の字に曲がっているのがキモ
で、糸をセットしやすくなっています。

この曲がりが無いとツールに糸を通すのに一苦労しちゃいます。


糸関係は取説通りに張っています。 玉にした結び目やほどけては困る結び目には瞬間接着剤を一滴染みこませて
解けるのを防止しています。



最初に製作した時点より、ずいぶんと小さくなったセールサーボのアームです。

当初計画では、キットの指示通りにセールサーボの動作130°のストロークでセールの開閉をする予定でしたが、
せっかく360°回るサーボを使うので、180°しっかり回す方向に変更したためです。

180°回す事でストロークを稼ぐとアームを短くすることが出来ますので、トルクを大きくすることが出来ます。


このヨットで使ったセールサーボはGWSのS125−1Tは本来ドラムで使うサーボです。 実際サーボにはドラム
が付属します。 2011年2月に秋月電子通商で1450円ととてもお安く購入しました。


ただ、このサーボは360°”しか”回らないので、60ミリのドラムでは190ミリ弱のストロークしか取れません。
ポテンションメーターに抵抗を追加して720°回す改造例も出ています。

きむらクラフト艇では逆に180°で済むような使い方をしています。



セールを8割方閉じた状態のセールサーボのアーム位置です。



ジブブームのコントロールラインはセンターキールの補強に取り付けたヒートンからセールサーボアームのプーリー
を介してジブブームへ伸びています。

メインブームの方は、デッキにあるクリートからラインが伸び、プーリーを介してメインブームに接続しています。



ジブブーム後端のトッピングリフト用クリートです。 


 

受信機は2.4GHzの物をビニールにくるんで船内に押し込んであります。 船体が樹脂製ですから、アンテナ線
を表に出す必要はありません。


 
沈没防止に浮力材を船内に目一杯詰め込んであります。



仮組をしないまま製作を進めていた所、最後になってキット付属のセンターキールを止めるナットがブームバング
のホールリンクに干渉して取り付けられない事が判明しました。

仕方が無いので、ステンレスのナットを手で締める方式に変更しました。 振動するわけでもないので、帆走中に
抜ける事も無いでしょう。



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