VooDoo Gecko 主翼の製作1
右エルロンがブームに接触すると思ったら、主翼が斜めに取り付けられていました。 色々と計測した所、後ろ側 のネジ穴が1ミリ程ずれていました。 後ろ側のネジ穴を広げた上で、カーボンパイプを割った物で反対側を埋めます。 クリアランスを確保するため、 ナイロンネジを入れた状態で接着剤を硬化させます。 VooDooの1号機でもやりましたが、皿穴加工をするさいに翼厚の薄い後ろ側のネジ穴を補強するFRP板を用意 します。 2ミリのFRP板から切り出し、裏面を上反角に合わせて削ってあります。 穴位置を合わせて瞬間接着剤で接着します。 この後に皿穴加工を施します。 テーパーカッターで皿穴加工をします。 使用する皿ネジを入れて、掘る深さを調整しながら堀ります。 テーパーカッターは90°の物と120°の物とがあります。 手堀りする場合、どうしてもこじるので、120°の物では 穴が広くなりすぎてしまうので、あえて90°の物を使用します。 前側の皿加工です。 後ろ側の皿加工です。 |
エルロンホーンの位置をマーキングします。 ホーン間の幅は25ミリとします。 リューターの丸砥石でホーンの入る穴を加工します。 後にフィレットを付けるので、マスキングテープで養生した上で溝の両側をサンディングしておきます。 ホーンを取り付ける穴ギリギリにマスキングテープで養生をして、5分エポキシを溝に充填するように入れ込みます。 エルロンホーンはいつもの様に0.5ミリのFRP板です。 主翼下面から、ホーンの穴中心まで8.5ミリになるように 作ってあります。 エルロンホーンを差し込み、はみ出た接着剤をアルコールを染みこませたティッシュや綿棒などで綺麗に拭き取り ます。 ホーンの穴に0.8ミリのカーボンロッドを差し込んで前後位置や傾きを修正しながら硬化を待ちます。 5分我慢です。 硬化後、ホーンから左右に2ミリ開けて再度マスキング、ホーンにもマスキング、カーボンパウダーを混ぜた5分エポ キシを盛ってフィレットにします。 綺麗なフィレットが出来ました。 ホーンは上面スキン裏側と下面スキン表面で持たせています。 |