Gecko2号機 主翼の製作 1
エルロンのヒンジライン、特にカーボンで補強されている部分が地厚になっていて動きが悪いので、リューターの丸砥石 の砥石部分の面の部分にマスキングテープ貼った物でヒンジラインを擦って、カーボン部分からケブラーの色が見えて 来るまで研磨します。 紙テープを貼っているのは、定規が削れてしまうのを防ぐためです。 |
機体を仮組して、主翼と胴体のアライメントを確認します。 曲がって取り付けられていると中心線もずれてしまい、 完成してから片側リンケージが胴体に接触...なんて事になりかねません。 中心線を出したらエルロンホーンを取り付ける場所のマーキングをします。 ヒンジラインからのオフセットが3ミリ、 中心線からそれぞれ13ミリとします。 エルロンホーン間は26ミリ、1号機では25ミリとしましたが、細かい計測が面倒なのでキリの良い数字としました。 表面のスキンをリューターの丸砥石でカットします。 中のフォームはカッターで上面スキン裏側に届くまで刃を入れて行きます。 見えづらいですが、エルロンホーン取り付け溝のカットが済んだ主翼です。 エルロンホーンはいつもの様に0.5ミリのFRP板から切り出しています。 接着面を120番のサンドペーパーで 荒らして足付けとします。 エルロンリンケージ穴は0.8ミリドリルで穴を開け、穴開けの後に2ミリドリルでバリをさらっておきます。 穴の位置は主翼下面から9ミリになるように調整してあります。 ホーンは5分エポキシで接着します。 カットした溝にエポキシ接着剤をすり込むように充填し、そこにホーンを差し込み ます。 はみ出してきた接着剤は綺麗にアルコールを染みこませた綿棒などで拭き取っておきます。 ホーンの穴位置をヒンジラインとして、傾かないように、リンケージ穴が主翼下面より9ミリになる事に注意しながら硬化 を待ちます。 補強のフィレットを作ります。 フィレット部分を残してマスキングを施し、5分エポキシにカーボンパウダーを混ぜた物を 盛りつけます。 盛りつけ終了と同時にマスキングテープはそーっと剥がしてしまいます。 硬化が始まるまで放っておくと、テープの段差が出来てしまいます。 エポキシにカーボンパウターを混ぜるのは、特に意味があるわけではありません。 黄ばみ防止とか雰囲気的な 所です。 フィレットが綺麗に付きました。 |