Gecko2号機 主翼の製作 


 
2号機のペグは1号機で使った耳ペグではなく、きむらクラフトオリジナルのカーボン削りだしペグを使用します。 
この素材はF3J機のカンザシだった物です。

カットした後にリューターで大まかな形に整えたら、指の形に合うようにひたすら削って行きます。



仕上げに1500番の耐水ペーパーで水研ぎをします。  自分の指にあわせて削っていますので、フィット感は
最高です。



ペグ取り付けの概略図です。 この方法で取り付けます。


 

ペグの位置は後縁から30ミリ、翼端からは15ミリとします。 僅かですがトーインを付けてあります。



補強になる1.5ミリのカーボンパイプの先端を削って尖らせ、翼端から差し込んで下穴を開けておきます。
ペグの中心にも1.5ミリの穴を開けて、補強のカーボンパイプが貫通するようにしておきます。


 
ペグのフィレットになる部分をマスキングして、接着が確実に行われるようにサンディングして足付けとします。



ポリミイドチューブにエポキシ樹脂(5052)を吸い上げて、コアに開けた穴に充填します。



ペグを差し込み、表面にエポキシ樹脂を塗った補強のカーボンパイプ差し込んで仮固定状態です。 角度を合わせ
て瞬間接着剤で仮止めをします。

この後、エポキシ樹脂を充填しますので、反対側に漏れないようにマスキングテープで目張りをします。



上面からエポキシ樹脂(5052)にカーボンパウダーを混ぜた物を充填して一晩、硬化を待ちます。

硬化後、裏面からも樹脂を充填して硬化させます。



硬化が完了したペグ周りです。 まだ補強のカーボンパイプがはみ出しています。



はみ出た部分を綺麗に整形したらペグの接着完了です。


 

主翼接合部分の補強カーボンクロスとの段差が気になったので、マスキングをしてから削って均します。


 

主翼取り付けボルトは皿ネジ加工をします。 90度のフリードリルを使って手堀りで加工します。 

本来皿ネジの皿部分の角度は120度ですが、手堀でもんでしまうので120度ドリルですと広がりすぎてしまいます。
ですので90度のドリルが丁度良いようです。



2号機はネジ部分の補強が木片から樹脂に変わっていますが、掘りすぎないよう、控えめにしておきました。


 
レーニーの皿樹脂ネジがスッポリと収まります。


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