MARCH540 INV 主翼の製作1

 
主翼の製作を始めます。 ムサシノのキットですと、定盤に図面を敷く所ですが、原寸図の無いこのキットではサランラップ
を敷くに止まります。

スパーになる3ミリバルサにはスロットが切ってあり、主翼の中央部のリブ間隔が狭く、翼端に行くほど広くなる不等間隔
にリブが配置される設計です。

スロットの加工精度はあきれるほど高くて、リブがきつくもなく、緩くもなく、曲がりもせずに収まります。



中央翼付近はヒノキの補助スパーも追加されます。 図面とリブの切り欠きで接着する位置を把握します。



リブは翼端のみ3ミリバルサで、他は全て”1ミリバルサ”です。 当てになる3ミリバルサの翼端とスパーの直角を確認
しつつ接着、同様に後縁材も接着します。



スロットに差し込んで瞬間接着剤を流す工程を繰り返すだけで主翼の骨組みが出来上がります。 最初のリブ接着
だけスパーとの直角を確認しましたが、それ以降はただ差し込んでいくだけです。



並べてみました。



主翼の上反角は片側0.5°の合計1°が指示ですが、機体の軽量化に伴う機速低下を加味して片側1°の上反角に
変更します。

角度に気を付けながら端面を削ります。 


 
カンザシも角度を合わせて削ります。



片側20ミリのかい物を入れて角度を調整してカンザシを接着し、左右の主翼を結合します。  通常ならエポキシを使う
シーンではありますが、きむらクラフトでは固定までの時間でずれるのを嫌って瞬間接着剤で接合してしまっています。



しっかり瞬間接着剤を染みこませて接合完了です。



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