地球堂ミニボート ジュピターM401の製作 4


外板を貼り始めます。 昔、40年ほど前に地球堂のキャデット65や京商のスピードマスターなどのボートのキットを組んだ
時は、全てエポキシ接着剤を使って組んでいました。

エポキシも最短の物が30分でしたので、ボール紙に小釘を刺した物で仮固定しながらの作業で、遅々として進まなかった
のを記憶していますが、現在では瞬間接着剤の良い物がありますので、サクサクと作業が進みます....と言っても
バルサキットのようには行きませんが。

外板は船体の骨に沿うように予め曲げておきます。 これが瞬間接着剤でボートを組む時には必須な作業となります。
まずは外板を霧吹きでしっかりと水分を染みこませておきます。



アイロンを高温にセットして、加熱しながら外板を引き上げるようにねじりを加えて曲げていきます。
曲げが終わった外板はしっかりと乾燥させます。 不思議と乾燥しても曲げた所が戻る事はありません。



端から位置を合わせて瞬間接着剤を流して固定、先端の方に貼り進めて行きます。 手の足りない所は洗濯ばさみ
に頑張ってもらいます。


 

側板の次にはトランサムを貼りますが、船底の形状に合わせて調整をします。


 
先に貼った側板を船底に合わせて削ります。合わせ目の段差を削って接着面を作ります。



ジュピターの船底は「鎧張り」と言う工法を取り入れています。 何枚かの底板を貼り合わせて船底を構成する事に
なります。

この船では片側3枚、計6枚の底板を貼り合わせます。 先ずは一枚目。 水で湿らせてからアイロンでカーブを付けて
おきます。



一枚目が貼り終えました。 これがベースになりますが、一枚目は貼るだけなので楽です。



二枚目以降は先に貼った板との合わせ目が滑らかなカーブになるように調整しながら貼り込みます。
合わせ目で重なる部分をマーキングして、角度に注意しながら削っていきます。



合わせ目の重なり部分が削り終わりました。



船底のカーブに合わせて曲げて行きます。



二枚目が貼り終わったら、3枚目を貼が貼れるように重なり部分を調整します。



3枚目が貼り終えて船底が仕上がりました。


 


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