プラモデルの製作 1/48 D.H82 TigerMoth 製作5
墨入れとウェザリングを施します。 エナメル塗料の黒をベースに赤と白を適量混ぜ、シンナーで薄く延ばした物を小筆で筋彫りした部分や、陰影を 付けたい部分にサッと塗ります。 乾いた所で、エナメルシンナーを染みこませた綿棒ではみ出た部分や不要な部分を拭き取れば完了です。 先に塗ったアクリルラッカー系の塗料はエナメル系の溶剤では溶けないのでこんな事が可能なんですね。 ウェザリングは薄いグレーをエアブラシを細吹きにして、リブの間のくぼみや胴体の羽布貼りの部分のくぼみ に吹き付けて陰影を出しています。 つや消しで吹いて、煤けた雰囲気を作っています。 全体の墨入れとウェザリングが終わりました。 排気管の接着と脚まわりの部分と塗装が終わりました。 脚まわりは茶色で墨入れをして、錆びの感じを出して います。 キャノピーは平らな一枚の塩ビ板がカットされて入っていました。 カットマットの縁を使って折り目を入れて、 キャノピーの形状に加工します。 サッシ部分の塗装をするためのマスキングです。 これが限界かな... サッシに色が入ったキャノピーです。 |
デカールを貼ります。 ぬるま湯で台紙を湿らせたら引き上げて、シールをスライドして貼ります。 右に写っているのはマークソフターと言う薬液で、貼った直後のシールに塗ると、シールの素材が柔らかくなって 平らでは無い下地に馴染みやすくなります。 マークソフターを塗ったら、ティッシュで押さえて馴染ませます。 全部のシールが貼り終えました。 マークソフターを使うと、こんな所にも綺麗にシールが貼れます。 シールがテカってしまっています。 シールの表面が塗装面よりツルツルなのが原因です。 なので、シール面のつや消し加工を施します。 エアブラシで水性のつや消しクリアをシール部分に吹いて、つやを取ります。 テカりが無くなりました。 ここまですると台紙部分を切り取れば良かったかな...と思います。 上翼を瞬間接着剤で接着します。 |
キャノピーはラジコン用のキャノピーボンドで接着します。 張り線ようにこんなテグスが売られています。 良く伸びるので軽くテンションを掛ける事でピンと張る事が 出来ます。 エレベーターリンケージの施工風景です。 胴体側を先に瞬間接着剤で接着して、尾翼側のヒートンをくぐらせて 引っ張った所で、ヒートンの所に爪楊枝の先に付けた瞬間接着剤を乗せます。 主翼の張り線は一本のラインで一筆書きの要領で張って行きます。 |
先に作っておいたパイロットを乗せて完成です。 ホワイトバックで完成写真を撮りました。 前から見た状態です。 せっかく作ったので、ホコリにならないようにケースに入れてあげました。 フィギュアケース、横幅21×奥行21×高さ21cmを購入、高さを15cmにカットして納めてみました。 ケース自体は600円ほどです。 |