ホリディα(仮) β版 フルプランク翼の製作 4



主翼接合の準備をします。  マスキングテープで位置決めをした主翼の下面をしっかりとつなぎ合わせます。



片翼に重しを乗せ、反対側の翼端をキット指定の高さまで持ち上げます。 その後、主翼接合部に低粘度瞬間接着剤
を染みこませて硬化を待ちます。

硬化後、裏面のマスキングテープを剥がして、裏面からも低粘度瞬間接着剤を染みこませます。
バルサ同士の接着ですので、5分エポキシよりも親和性が良く、しっかりと接着されます。



ウイングボルト受けのアルミパイプです。 リューターの丸砥石でキズを付け、抜け防止にします。



主翼にアルミパイプを差し込んで、角度を合わせる為に3ミリの長ボルトを通し、前後のボルトの角度が合うように
調整し、瞬間接着剤で仮止めします。



主翼のウイングボルト穴とアルミパイプの隙間に5分エポキシを充填します。 アルミパイプの穴にマスキングテープ
を丸めたものを押し込み、パイプ内部に接着剤が入らない様に養生します。

ウイングボルト穴周囲に5分エポキシを置いて、擦り込むように接着剤を隙間に入れて行きます。 下面の穴から
はみ出して来たら充填完了です。


 

主翼接合部をマイクログラスで補強します。 主な理由は中央リブが裂けてしまわない為の補強と、中央リブと
プランク材が剥離してしまわないための補強です。



見栄え重視なので、付属のグラステープでは無く、47g/m2のマイクログラスを5052で貼り込みました。 ガラス
クロスからはみ出ても良いように、マスキングテープで養生します。

樹脂を塗り終わったら、軽くキッチンタオルで余分な樹脂を吸い取り、ラップを掛けてツルツルな表面を作ります。

この作業は、瞬間接着剤でも可能です。 表面が少しざらつくのと、湿度によっては硬化が一気に進み、気泡が
残ってしまう事もあります。


 

フイルムを貼る前には、掃除機で良くバルサの削り粉を吸った後で、ウエスで全体を拭いておきます。 それだけで
フイルムの着きが良くなります。

今回はフイルムはOKのEライトフイルム一種類です。



フイルムが貼り終わったら、ウイングボルト穴とペグ穴のフイルムを細いコテ先のハンダゴテで溶かし開けます。


 

ペグは以前作った物がフルランチで折れたと聞いたので、指が掛かる部分の板を1ミリベニヤで補強してみました。
私が投げる分には充分だったのですが。

差し込む部分に切れ込みを加工して抜け止めにします。



カーボンパウダー入り5分エポキシたっぷりと塗布し、何回か抜き差しして馴染ませてから全部沈めます。





隙間部分をフィレット状に埋めます。





上がフルプランク翼、下がトラス翼です。 使ったバルサの質や厚手のフイルムを使った為か、トラス翼の法が
数グラム重くなりました。


 


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