Eリングを使ったリンケージ


グライダーのエルロンやフラップのリンケージの留め具として
Eリング使う方法があります。 加工は少々面倒ですが、
ガタのない、すっきりとしたリンケージにする事ができます。


リンケージに使うEリングは下の4つ、1.5ミリサイズの物です。
シャフトの噛む径が1.5ミリ、輪の入り口が1.3ミリとなっています。
小物を売っている金物屋さんとか、京商のスペアパーツとして売ら
れてもいます。 京商なら 商品番号1380 E1.5 となります。
ABCホビーなら 商品番号73400 となります。

先ずは、位置決めを行います。 角のあるヤスリ等で軽くマーキング
を行います。 SUSロッドならサインペンでも良いでしょう。


マーキングの2ミリ程度下を万力で挟みます。 曲げたときにシャフト
の太さと伸びの分を含めた為です。


金槌で少しずつ叩いて曲げていきます。 Zベンダーやペンチで
キッチリ曲げる自信があれば、そちら、使いやすい方を使って下さい。


綺麗に曲がりました。 内側のRも最小にとどまりました。 私はこの
方法以外でこの仕上がりに達していません。

ホーンも加工しておきます。 1.8ミリのシャフトを使っていますので、
1.8ミリのドリルでサーボホーンの穴を広げます。 ちょっとキツい位
が良いです。

一つホーンを犠牲にして、スペーサーとして使います。 ホーンを押し
つける様にしてニッパで挟み、ロッドを4〜5回転させて溝を作ります。


このような溝が出来ます。 ニッパでコジって付けた溝なので、バリが
出ていますので、ヤスリで綺麗に落としておきます。

溝の外側1〜2ミリの所で切断します。 リューターを使うと綺麗に
出来ます。 


切断したときのバリも綺麗に落とせば、ロッド加工は完了です。

組み付けてみました。


2ミリのEリングですと、タミヤなどからツールが出ていて取りつけ易い
ですが、1.5ミリはラジオペンチなどを使うか、ガバガバですが2ミリ
用を使うしか無いのが難点です。


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