CGマシンの改造


重心位置の測定は飛行機の調整の基本です。
その測定の手助けをするツールをグライダーで
使いやすいように改造してみました。


私が使っているのはグレートプレーンズ社のCGマシンです。
通販で4000円弱でした。

名前の通り、重心位置を測定する道具ですが、重心位置から前縁までの距離を
計るためのスケールも付いています。

斜めに伸びたマストの先端がボールリンクのボールになっていて、主翼受けの裏
側にボール受けが付いているので、360度主翼受けが自由に動き、上反角などに
フレキシブルに対応出来るのが特徴です。


ですが、左右が別々に動いてしまうため機体がマシン上で釣り合っても、その後に
スケールの向きを揃えて、前縁に合わせてスケールを移動してあげなければなり
ません。  そのためには画像の様に小型の機体でも、主翼下に潜りこまなけれけ
ればならないのです。

F3J機など、重量があると、左右のマストが個々勝手に動いて、なかなかスケール
の向きが揃ってくれません。

画像のCGマシンはマストの剛性を高めたかったので、マストの長さを100ミリ短く
しています。

不便さを解消すべく機体を置く台を作ってみました。 上里の中村さんが持ってい
た自作の重心位置測定器とQuickの製品を参考にしています。

胴体の大きさは限られてしまいますが、左右が連結されているので主翼受けの調整
と主翼下にもぐり込む煩わしさからは解消されます。

青く塗装された部分は3ミリベニヤ製、スケールはホームセンターで購入した1本
165円のプラスチック製定規です。 主翼が乗る部分に硬質スポンジを貼ってい
ます。

マスト先端のボールは台に開けられた4ミリの穴に差し込まれ、スケールに当たり、
スケールが重さを受けています。


そのままでは目盛りが見にくいので、下から白いテープを貼り、数字をテプラで作っ
て貼り付けました。


使い方は簡単。 機体を台に乗せて機体の中心と台の中心が合うようにながら前後
のバランスを取ります。


前縁の上からスケールの目盛りを読めば、そのまま重心位置から前縁までの距離
となります。 




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