シュルツ ls6−430dの液晶ディスプレイ交換
長年連れ添った充電器ですが、突然液晶表示がご覧のようになってしまいました。 現在は家で主に送受信機のニッカドやニッケル水素電池を充電する余生を送って もらっていますが、このままではあまりにもかわいそうです。 何とかならないかと探ってみたところ、同じ様な症状の430dを修理した記事を 見つけたのでやってみることにしました。 ※注 ユーザーによる勝手な改造となりますので、当然メーカーの保証は受け られなくなります。 改造は自己責任の下でお願いいたしますね。 |
ばらしてみました。 液晶ディスプレイのモジュールは、基盤から生えているピンに直接ハンダ付け されています。 モジュール自体はマイコンの乗った基盤と液晶部分の二階建て で、その間をフレキシブルのコネクターで接続されています。 試しに、コネクター部分を圧着してみましたが、症状は変わりませんでした。 ハンダをハンダ取りで吸い取りましたが、取りきれずモジュールが外れませんでし たので、コテを当ててハンダが溶けた所にエアを当ててハンダを吹き飛ばしました。 もちろん養生をきちんとしてからですよ。 |
上が取り外した液晶モジュール、下が新たに購入した液晶モジュールです。 SC1602BSLBと言う型番の物で、バックライト付きです。 秋月電子で1000円でした。 結構安いんですね。 せっかくのバックライト付きですので、光らせてあげましょう。 J3をハンダでショート、画像では一つですがR9に100kΩの抵抗を2つ(50kΩ) 付けてあげれば別電源を付けなくてもバックライトを光らせることが出来ます。 |
基盤と液晶モジュールをフラットケーブルを使って接続します。 シュルツ側のピンも液晶モジュール側もピンの数は14本ですが、1番と2番ピンの 使い方が違っています。 1番と2番だけ入れ替えれば後は順番に接続するだけ です。 テストで通電してみると、ちゃんとバックライトも点灯、表示もされました。 |
液晶モジュールをケース側に両面テープとグラステープで固定して組み直します。 基盤と大きなフィルターを止める樹脂ボルトが液晶モジュールが干渉したので 樹脂ボルトの頭を削って逃がしました。 バックライトの威力は絶大です。 この充電器はいつも部屋の隅で仕事をしていま すので、ディスプレイが明るいのが助かります。 これからも送受信機のバッテリー充電に活躍しいくれることでしょう。 |