昭和記念公園HLG大会用トランスポーター


30回を超えて開催されている昭和記念公園HLG大会。 その会場である公園
の中央に位置する「みんなの原っぱ」は駐車場からは徒歩で10分程の距離が
あります。  機体とプロポだけならなんとかなりますが、集計用のクリップボード
や夏場のクーラーボックス、充電器に親バッテリーと色々と運ぶにはトランスポー
ターが必要不可欠です。 2輪式のキャリアのユーザーが多い中、木村はプラスチ
ック製の折りたたみ式リヤカーを愛用していましたが、10年の使用でかなりくた
びれてきたので新しくラジオフライヤー風のキャリアを導入しました。



正しくは「キャンパーズキャリア」とか言う物で、オークションにて送料を含めて
7000円弱で手に入れられる物です。 樹脂製ホイールに空気入りのタイヤが
組み合わされた物です。 この組み合わせと同じタイプの正規品は安いところ
でも20000円はするんです。

購入時はバラバラの状態で梱包されていて、自分で組み立てる必要があります
が、出来は価格相応で、色々と小細工や力業を使わないとなりません。
また、タイヤのゴム臭が酷いです。

素っ気なく赤く塗られたパンの部分はプレスがいいかげんなので波打っています。


シャフトがホイールベアリングの内径より太くて、全部入りきっていませんね。

早速カスタムです。

そのままの使用も問題は無いかと(たぶん)思いますが、ネットで色々と調べた
所、「ハンドルが短く腰が痛くなる」、「ハンドルが畳めず、車への積み込みが大変」
等の記載がありました。


本家ラジオフライヤーはカスタムしてこそ! みたいな所があり、色々なパーツが
出回っています。 画像上のハンドルもの一つですが、付属のハンドルと比べる
と付属のハンドルの短さが判ります。


更に、ハンドルを簡単に脱着するためのパーツも売られています。 画像の上の
穴が開いたパーツがそれで、本来ラグビーボール状のパーツとハンドルをボルト
で本体と共締めするのですが、その間に簡単なジョイントを設けることで脱着を
可能としています。

ちなみに、アルミ削りだしのラグビーボール状のパーツが4000円ほど、ジョイント
パーツが1500円、ハンドルが3000円ほどで既に本体価格より高くなってしまっ
ていますが...


ハンドルと本体との接合部分です。
元のパーツはストレートな形状ですが、そこにラグビーボール状のパーツを入れる
為に、「逃げ」を加工をしてあげる必要があります。

ヤスリでゴリゴリと削り倒した後に、さび止めに黒いスプレーペイントを塗って仕上げ
ています。


ハンドルパーツを留めるボルトです。
下が付属のスチール製ボルトですが径が細くてガタガタです。 ホームセンターで
1サイズ大きなボルトを調達して組上げました。
 

パーツを組み込んで、素っ気なかったパンに自作ステッカーを貼って完成です。

カスタム用に「RADIO FLYER」と書かれたステッカーも販売していますが、
パチモンですので「PACIO FLYER」ともじった物を作りました。

ステカみたいなカッティングマシーンでもあれば簡単なのでしょうが、これはカッティ
ングシートにアウトラインを印刷した紙をスプレー糊(3Mの55)で貼り付けて、カッ
ターで紙と一緒に切り抜き、後で紙だけ剥がしました。

私の車(カローラフィールダー)のラゲッジスペースに納めてみました。

ハンドルを取り外し、ゴムブロックから自作した輪留めをしています。 下が大きく
空いていますので、輪留め代わりに親バッテリーなんかはそこに入れておけば
良いでしょう。
キャリア自体重量がありますから、車への積み降ろし時は積み荷を軽くしておきた
いって事もありますし。


実際に昭和記念公園で使ってみましたが、結構荷物を乗せた割に軽く動いてくれ
て運搬はとても楽でした。 2輪式は積み荷の重さの幾らかは腕に掛かりますが、
こちらは牽く力だけです。

ただ、僅かな坂でも手を離すと転がっていってしまいますので注意が必要です。
ブレーキでも考えてみましょうか...。


安物ではありますが、値段以上の働きをしてくれそうです。


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