Blasterのネジを皿ネジに換えてみる


Blasterのキットに付属しているナイロンネジ、頭が大きくてしっかり締まる感じが良い
ネジですが、主翼に開いている穴が微妙に大きくて、たまに投げた衝撃で主翼と胴体
がずれてしまうことがあります。

ずれるのを防止するために、ネジに紙テープを巻き付けてクリアランスを調整して使っ
ていますが、それでも完璧ではありません。


このネジは「レニー」というメーカーの樹脂ネジです。 ポリアミド樹脂にガラス繊維が
混ぜてあり、軽量でしかも強靱なネジです。

主翼止めにこのネジを使わない手はありません。

そして、皿ネジは締めることで自然と中心にネジを持っていってくれますし、接触面が
大きいので、緩み止めにもなります。

と言う事で、このネジが使えるようにBlasterの主翼のネジ穴を加工してみます。


先ず、ネジ受け部分のクリーニングを行います。
綿棒にアセトンを染みこませて、残っている離型剤やゴミを徹底的に取り除きます。

次にネジ受け部分の周りにマスキングテープで養生をします。 ネジ穴にはPPパイプ
にマスキングテープを巻いて直径を合わせた物を詰め込みます。


ネジ受け部分にマイクロバルーンを混ぜた5分エポキシを充填して硬化を待ちます。
マスキングテープは貼ってありますが、はみ出た部分はできるだけヘラなどで取り除
いておきましょう。


エポキシ接着剤が硬化したら、ネジ穴に差しておいた棒を引き抜きます。
手で簡単に抜けました。

ネジ穴をガイドに90度の面取りカッターを使って皿穴加工を施します。

面取りカッターには色々な角度の物があり、私の行くホームセンターにも80度の物と
90度の物の二通りが売られていました。 皿ネジの皿の角度は90度ですので、購入
するときには90度の物をチョイスしてください。



ハンドルに面取りカッターを固定して、様子を見ながら手動で掘っていきます。
綺麗な皿加工が出来ました。


ネジがスッポリ収まって、空力的にも良さそうです。

実際に投げてみましたが、取り付けはビクともしませんでした。
1時間ほど飛ばした後に増し締めをしてみましたが、増し締めは出来ません。

ほとんど緩まなかったようです。


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