通勤自転車の整備


通勤で使っている自転車、 BRIDGESTONEのORDINS−SB8です。 ベルトドライブ、オートライト内装
8速ギヤと通勤にとても便利な自転車です。

ちょっと重いのが玉にきずですが、ペダル、ハンドルバー、シートポスト、シートとお気に入りのパーツに交換
して快適に走っています。

この自転車も乗り始めて3年、色々と消耗部品の傷みが出てきたので軽くメンテナンスをしてあげました。



先ずはタイヤ交換から。

トレッドの摩耗とひび割れが出てきていました。 メンテナンススタンドを使っても良いのですが、この様に
自転車をひっくり返してやると以外に楽ちんです。

スポーツ車と違って、ハブの固定はクイックリリースではありません。 15ミリのスパナでネジを緩めて
外しますが、前輪にはオートライトとハブダイナモ(車軸内に発電機が仕込んである)の為にコネクターを
抜く必要があります。

後輪はもっと大変で、アジャスターを緩めてベルトを外し、ローラーブレーキのワイヤー、内装ギヤのシフト
ワイヤー等を外さないと車輪が外れません。



タイヤの空気を抜いたら、樹脂製のタイヤレバーを慎重に差し込んで、一カ所タイヤをリムから外します。
この時にチューブにキズを付けてしまうと、大変です。

後は指を差し込んでタイヤ全週をリムから外します。



今回用意した新しいタイヤはパナソニックのクローザー。 サイズは前の物と一緒ですが、ビード(リムと接
する部分)の芯が前の物はスチールだったのに対して、こちらはグライダーでお馴染みのケブラーです。

引っ張り強度しか期待していないので、このように簡単に折りたためます。 と言うか、折りたたんで販売
しています。

黄色のラインが入っておしゃれなタイヤです。


慎重にタイヤ内にチューブを戻し、少し空気を入れた状態でリムにビードを入れて行きます。 
バルブが曲がってしまわないように、左右均等に心がけます。

タイヤレバーは使わず、手ではめていきます。 
チューブを傷つけない様、極力タイヤレバーは使いません。

前のタイヤの指定空気圧は4〜6barでしたが、今回のタイヤは5〜7bar。 気合を入れて空気を入れます。



タイヤが更に高圧タイプになったので、バルブ本体を英式から米式に変換するアダプターも付けてみました。

この自転車や通常の自転車に使われている英式バルブですが、その構造上、高圧に空気を入れるのが苦手
です。 また高圧に保つのも苦手です。
なので、通常、スポーツサイクルでは仏式のバルブが使われます。

これはたまたま見つけた同じく高圧に耐える米式バルブに変換する物です。

元々のバルブの中身を全部取り外して付け替えます。



ちょっと見た目がゴツイですが、空気を入れるのも楽になりました。



露出している部分が錆びてしまったブレーキワイヤーと、切れてしまった防水ブーツも交換しました。

左の真っ直ぐになっているのが錆びたスチール製のワイヤー。 丸まっているのが新しいSUSワイヤーです。
ブーツ、共々シマノの純正パーツです。



グリスを薄く塗って元に戻し完了です。



整備完了です。


 


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