電動ドリル用外部電源アダプター


 
きむらクラフトの電動ドリルは、穴を開けるだけではかくて、フィールドで曳航索の巻き取りにも活躍する
電動ドリルです。

このドリル、結構使い込んでいて、ドリル本体はまだまだ行けそうなのですが、バッテリーが怪しいのです。
純正のバッテリーは既に生産が終了して、オークションで落札した怪しいニッケル水素バッテリーのパック
を使っているのが現状です。



と言う訳で、元気のなくなったバッテリーパックを改造して、外部電源様のコードを取り出す事にします。



先ずは分解しないといけないのですが、ネジにはセンターピン付きのトルクスネジが使われていて、このために
特殊ネジ用のビットを購入しました。



分解したバッテリーパックです。 ニッカド、サブCの10セルパックになっていて、9本パックの上に一本が突き
出ていて、そのセルに端子が被せてあります。

端子は4本出ていますが、器具側で使用するのは、左右に出ている2本だけです。 この2本の部分には
黄色い上部ケースに、+と−の刻印があります。


 

上部バッテリーの+端子にパックの端子がスポット溶接がされいたので、ニッパーで端をめくって、ペンチで
挟んで無理矢理溶接部分を剥がしました。



剥がした端子を成型して、0.75のコードをハンダ付けしました。



下部ケースにコード取り出し用の穴を開け、グロメットをはめておきます。 グロメットは、内側に瞬間接着剤
を垂らして固定してあります。


 

ケースから取り出したコードは付き出しコード長を200ミリとして、ディーンズコネクターのオスを、延長コード
部分はコード長 を1800ミリとして、片側にディーンズコネクタのメスを、反対側にワニグチクリップをハンダ
付けしました。



ディーンズコネクタにはコネクターカバーを取り付けて、抜き差しが楽になるようにしています。



上部ケースと端子ブロックを瞬間接着剤で接着、上下のケースをネジ止めして完成です。



ウインチ用のボイジャーに接続して動作確認をしました。



ディーンズコネクタが取り付けられているので、Lipoでの運用も可能になりました。

消費電力は最大でも300W程度なので、ムリをさせなければ使用可能な範囲かと思います。 


 


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