パナソニックバッテリーコンバーター(仮)


 


以前、ウインチの索の巻き取り用として使っているパナソニック製電動ドリルドライバーの外部電源アダプターとして
ボイジャーやLi−poバッテリーから電源を取れるアダプターを作製しました。

きむらクラフトの電動工具類がパナソニックからマキタに移行した関係で、マキタバッテリーは潤沢になった反面、
ニッケル水素のパナソニックバッテリーが老朽化してきました。

そこで、マキタバッテリーでパナソニックの電動工具を動かすためのアダプターを作製してみました。



電圧が下がってしまったパナソニックの互換ニッケル水素バッテリーパックと、Amazon等で購入出来るマキタバッテリー
アダプターを組み合わせます。



パナソニックバッテリーを分解しました。 パナソニックの純正バッテリーはピン付きトルクスネジで上ケースと下ケース
がネジ止めされていましたが、互換品は普通の+ネジです。

また、接点部分は純正品では樹脂製の端子ホルダーが使われていましたが、互換品ではバッテリーに直に端子が
取り付けられています。 バッテリーから端子をとりはずしてしまうと自立しなくなってしまう簡易構造です。



一番上に乗っていたバッテリーは組みバッテリーから分離し、バッテリーホルダーとして再就職して戴く事にし、新たに+−の
コードをハンダ付けしました。


 

マキタバッテリーアダプターは分解し、固くて使いにくいコードを取り外しておきます。



マキタアダプターのケース部分にマスキングテープを貼り、パナソニックバッテリーのネジ位置をマーキングします。



3ミリのドリルで穴開けをします。 パナソニックバッテリーの下ケースを挟み込んで固定する事になります。



コードを通す穴は大きめに。 ステップドリルで10ミリの穴を開けます。


 
 


パナソニックバッテリーの下ケースをマキタアダプタのサイズに切り取ります。 
ねじ受け部ごと切り取ってしまう形になるので、パナソニックバッテリーの上ケースとマキタアダプターのケース部分で
挟み込む形で取り付ける事になります。



差し込んであるだけの端子付きバッテリーが落下しないように硬質スポンジで押さえを作り、両面テープで取り付けます。



パナソニックバッテリーの上ケースに下ケースを挟み込んで、マキタアダプターのケース部分をタッピングねじで取り付けます。



マキタアダプターの端子部分にコードをハンダ付け、ケースを元に戻します。



完成です。 テスターで導通試験と混線試験をしておきます。 導通は元より、混線していると、バッテリーを取り付けた途端に
何処かしらから発火などの危険なことが起きてしまいます。



バッテリーを取り付けて、電圧がちゃんと出ているか確認をしておきます。



今回は、この小型ブロアーが使いたいが為の工作です。



元々が12V用の機器なので、14.4Vはオーバーパワーですが、良い風量です。  強、弱の2パワー切り替えが出来る機器
なので、火起こしの時に使う「弱」は問題無いでしょうけれど、「強」で使う時は連続使用時間に気を付けて運用する事に
します。

 


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