VESSL電ドラボール 220USBの紹介


VESSLの簡易電動ドライバー「電ドラボール220USB」です。 同社のボールグリップドライバーとほぼ同サイズ
で充電式の電動ドライバーです。

重量は160グラムとこの手のツールとしては軽量で、USB端子から充電して使います。 取説では一回の充電
で、200本のネジが締められるとあります。
実際、2週間ほどちょこちょこと使っていますが、バッテリーの充電は求められていません。


 
きむらクラフトでは、この電ドラボールにドリルチャックを組み合わせて使っています。 このドリルチャックは、
0.3ミリから6.5ミリまで咥えられる(実際は4ミリまでだった)もので、ラダーホーンやエレベーターホーンの
穴を開けるのに使えます。

ちなみに、電ドラボール本体は3000円ほど、ドリルチャックは1000円ほどで購入しました。



電ドラボールは1/4インチの六角シャンクが使えますので、面取りカッターやフリードリルも使えます。



この電ドラボールの購入の切っ掛けは、ピンバイスの代わりに使えないか...と思ったからです。 

いつもは一番手前に写っているピンバイスを使っていますが、ドリル刃の交換が面倒だったり、沢山穴を開ける
のに疲れたり、芯がぶれて穴が広がったりする事があります。


2番目に写っているスクリュー式のピンバイスも購入してみましたが、これが使えないものでして...



スリーブを上下させる事で、先端を回転させられるのですが、この螺旋、下に下ろすときが左回転、上げると
右回転で、穴開けに全く適していません。

おまけに、穴開けには両手の総動員が必要ですので、工作物を押さえる「なにか」が必要です。


 

電ドラボールでは、片手で本体のホールドから回転スイッチの操作までできるのが便利な点です。
回転が遅いので、穴開け自体に時間は掛かりますが、確実に穴開けが出来ています。 

リューターでの穴開けもしていますが、リュータースタンドを使わないとビットが跳ねて正確に穴が開けられないし、
加工物が金属の場合、回転が速すぎるせいで発熱の問題も出て来ています。

実際に、リューター+ハイスビットでステンレスに穴開けをすると、最低速回転でも切削油無しでは双方真っ黒に
変色してしまうほどです。

速度が適切なら、そんなことも無く、快適な穴開けが出来る事でしょう。


 
主翼のD−SUB9ピンコネクターの取り付け穴を開けるのに使用してみました。 2ミリのドリルビットを装着して、
加減を見ながら正確に穴開けができました。

きむらクラフトの工房で大いに活躍してくれることでしょう。




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