トヨタNOAH ラゲッジラックの製作


 
無駄に広いラゲッジスペースを上下に区切る棚を付ける計画、納車時からずっとやろうと思っていて、気がつけば3回目の
車検を迎えてしまいました。

家の日曜大工でイレクターパイプ工作をする機会があったので、ついでに、と作ってみました。



今までは、ラゲッジに荷物を平置きしていて、例えば飛ばし終わった時の送信機は送信機ケースに置くのですが、一台
送信機ケースを広げていると他の荷物は片付けないといけませんでした。

カメラやペットボトルも置き場に困る有様です。



ラゲッジスペースの寸法を測ります。 室内幅は棚設置予定の場所で約1200oありますが、その下の棚の足の設置予定
場所はダンパーマウントの張り出しで950oとなります。

2列目シートをここまで倒した状態で、ラジオフライヤーもどきのパチオフライヤーが380oのスペースに潜り込みますので
棚下は最低で380oは確保しないといけません。ヘッドレスト下とツライチにしようとすると、棚上面を450oとすると丁度
良い感じです。

以上を踏まえて設計をしました。



フレーム部分は28oのイレクターパイプで、市販のジョイントを使います。 ( )内の数字はイレクターパイプ単体の寸法
で、その前の数字はジョイントを含めた仕上がり寸歩です。

足の下部には12o厚のゴム足を履かせます。



天板は1200o×450oのパイン集成材棚板の既製品です。 厚みは12oです。
ニードルカーペットを貼る厚み分、10o幅を詰めて、内装の形に角をカットします。 左端の切れ込みは、3列目の
ヘッドレレストの逃げになります。

通常は2列目シートに着るように、前詰めに設置して使用しますが、3列目シートを出したときは、ゲートまで後退させて
後ろ詰めで使用するために角の丸めなどを内装の形状に合わせています。


 

イレクターパイプはパイプカッターで必要なサイズにカットします。 結構簡単にカットできます。



ジョイントに差し込んで、歪みや角度に気を付けてイレクターパイプ用接着剤でジョイントとパイプを接着します。
接着剤はサラサラで垂れやすいので施工時は下に垂らさないように注意が必要です。

角部分のジョイントはJ−4、途中のT字部分はJ−7Bです。
ジョイントにはネジで締め付け固定する金属製の物もありますが、車中泊のベッドにするわけでもないので、樹脂製
ジョイントを採用しました。
樹脂製でも、専用接着剤でしっかりと接着するとかなりの強度が出せます。



パイン材の棚板は角を切り落とし整形します。 端面も角を落として丸め加工をしておきます。 トリマーでもあれば
簡単にできるのでしょうけれど、カンナとヤスリで仕上げました。





棚板とフレームのジョイントにはJ−46を2列目シート側だけに2カ所取り付け、片側を片持ち蓋の様に持ち上げられる
ようにしました。
(画像はネットより拾った物です)





ニードルカーペットをを貼り込みます。 長手の方端を先にタッカーで貼ったら、全力で引っ張って弛みを取りながら
反対端面もタッカーで固定します。

角部分は細く切れ込みを入れて、こちらも引っ張りながらタッカーで止めます。 逆アール部分は隙間が出来てしまう
のでとても難しいです。 切れ端を当てて誤魔化しています。


 

設置しました。 それなりに重さがあるので固定はしていませんが実際に走行しても動くことはありませんでした。



パチオフライヤーもラック下に収まります。


 


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