カーボンシートポスト




パナモリ2号(パナソニック製 CrMoフレームの略です)のシートポスト(サドルとフレームの間の棒)をアルミの
物からカーボンの物に交換してみました。

カーボン柄が高級感を醸しだし...カーボン柄は見慣れていますね。 軽量化としなりを利用した振動吸収が
カーボンシートポストの売りです。

オークションで台湾メーカーのシートポストが安く手に入ったので、交換してみました。


 

現状のアルミ製シートポストです。 見た目はつるんとして、ロゴも無いとてもシンプルなものです。
乗っていて特に不満もありませんでした。


 
取り外したアルミのシートポストですが、重さは326グラムあります。 



こちら、購入したシートポストは重さが164グラム、交換するだけで200グラム弱の軽量化になります。

総重量はペダル、ボトルケージ、サイクルコンピュータを含めた物で8.1kgになりますが、カタログでは
ペダル無しの数値が記載されますので、カタログベースでは7.8kgと言う事になります。



シートポストを交換するにあたって購入したものが、カーボンパーツを組み付ける専用のグリスです。
グリスの中に、スクラブが入っています。 これで、弱い締め付けトルクでもしっかり固定出来ます。



アルミのシートポストを取り外す前に、各部の現状のサイズを計測します。 ポジションは重要ですので、
元通りのポジションに戻すためには必須の作業です。

私の自転車では、サドルの先端からハンドルの中心までが415ミリ、シートレールからフレームの首までが
136ミリでした。



取り付ける為のネジ部は2カ所だけですが、カーボンパーツは締め付けトルクが明記されています。 締めすぎる
と締め付けで簡単に破断してしまうからです。

フレームの首部分、シートクランプの締め付けトルクは5Nm、シートレールの締め付けトルクは18Nmとなってい
ます。

シートレールは一般的には10〜20Nmとなっていますが、サドルメーカーの公表値はカーボンにも関わらず、
自信の18Nmとなっています。



そうなると必要になってくるのがトルクレンチです。 昔から使っている首振り式の物です。



レンジが50〜225Cm.kgとなっています。 最近は単位がNmになっていますので、換算が必要です。
例えば5Nmなら9.8を掛けて...まぁ約50Cm.kgです。



交換終了したシート周り。 シートポスト、サドル共にカーボンになって、とてもりりしく見えます。



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