FF9superで大きなグライダーを飛ばす



3年ほどFF9でXantipaやGraphite2を飛ばしてきましたが、飛ばし込む
に連れて役不足を感じる事が多くなり、後継機として出ているFF9super
を導入する事になりました。


今まで40MHz帯を使ってきましたが、シンセサイザーモジュールを導入
して、大型機のみ72MHz帯に移行することにしました。
フタバの場合、ハイバンドとローバンドにモジュール、受信機とも別れてい
て、どのバンドを指定されるか判らないグライダー競技ユーズでは大変な
出費になりますが、シンセサイザーなら最初の出費だけで済みます。

(画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます)
各スイッチの割り当てです。 ブレーキやスタートモードなど、メーカー指定
のスイッチ位置はFF9と変わらないのでFF9の時と同じですが、滞空や
スピードモードの時のフラップの動作量をサイドレバーで行うようにして
います。
実際のセッティング

モデルタイプ

キャンバーコントロールを使うため、GLID(2FL−C)を選択します。
従来のGLID(2FLAP)も存在します。
FF9のデータパックから、FF9superへデータをコピーする事が出来ます
が、モデルタイプをまたいでのコピーは出来ませんので、FF9でGLID(2
FLAP)で作ったデータはFF9superへ持ってきてもGLID(2FLAP)の
ままです。 コピー後にモードを変更すると、きれいさっぱり初期値に戻っ
てしまいます。

エンドポイント

フラップの下方向はブレーキ動作を考慮して140%に。 Vテールの場合
、その他は全部100%のままでかまいません。

サブトリム

フラップのブレーキ動作を可能にするのが80%エンドポイントをずらす事
です。 コレをやらないと、直角近くまでフラップが降りてくれません。

他は本当は0%のままが良いのですが、アジャスターのネジ1/2回転
分程度の調整が入っています。

エルロン→ラダーミキシング

グライダーには必須事項です。 ミキシング量は非拘束度やVの開き角に
よる効きで調整します。 高速飛行の時の為に、スイッチBでOFFに出来
るようにしています。

フラップトリム

この機能は使用しませんが、INHではRATEが0でもボリュームと連動し
てフラップが動いてしまいます。
機能を殺す為に、ACTでRATEを0としています。

オフセット

フライトモードをオフセットとして設定します。
オフセット1はスタートモードとして設定します。
切り替えスイッチはスイッチAの手前が指定されています。


オフセット2fはスピードモードとして設定しています。
切り替えスイッチはスイッチAの奥が指定されています。

エルロンディファレンシャル

エルロンの上下の動作量を指定します。
ノーマルのオフセットではこの数値です。


スタートモードでは下方向に動かない様にしています。


スピードモードでは下方向の動作量を通常より増やしています。
ブレーキモード

バタフライ動作時のフラップとエルロンの動作を設定します。
動作を開始する位置にスロットルスティック動かし、ダイヤルを押す事で
不感帯を設定出来ます。


FF9superではバタフライ時のエレベーターミキシングの画面が分離して
中間のレートで設定が出来るようになっています。

Vテール

Vテールの設定を行います。
Graphite2ではエレベーターよりラダーの動作量が少ないのが特徴です。

キャンバー

滞空モードでのキャンバーコントロールを設定します。
FF9では上下で別々に設定出来なかったサイドレバーへのミキシングが
可能になっています。 ↓だけに数値が入っていますね。


スタートミキシングの動作量を調節出来るようにしています。
真ん中のつまみで調整出来るようにしています。


スピードモードの時のフラップとエルロンの跳ね上げ量を設定しています。

クワトロの設定です。
スイッチGでOFFに出来るようにしています。

スイッチモード

FF9ではシステムで固定だったスイッチを他に変更できると共に、トリム
の使い方を指定出来ます。

例えばFF9ではブレーキスイッチをONにしておくと、エレベータートリムを
操作してもエレベーターは動かず、スロットルスティックを下げた時に動か
したトリムが効いてくると言った具合でした。

FF9superでは、MIXモードにしておくと、ブレーキスイッチONでも、通常
、スロットルフルダウンのどちらにもトリムが効くようになりました。

逆に、ブレーキの調整ではいちいち画面を呼び出さなくてはいけなく
なってしまいましたが....。

色々と使えるようになったFF9superですが、まだまだ不満があります。

せっかく使えるようになったサイドレバーですが、ストロークの下半分しか
使えません。

相変わらずサーボのストロークが足りません。 フラップサーボのホーンは
一回り大きな物を使わないといけません。

相変わらず、ブレーキやキャンバーは左右別々に設定が出来ません。

こんなに機能があるのに、取り説には使用例がありません。
グライダーの種類別の使用例が欲しい所です。

この上の機種になれば出来るのでしょうけれど、値段も一気に5倍ほど
に跳ね上がるため、出来ればFF9クラスにもう一踏ん張りして欲しいです。


[戻る]