2.4GHz導入 



きむらクラフトでも、とうとうハンドランチグライダーに2.4GHzシステムを導入することにいたしました。
2009年8月現在で、ようやくフタバがハンドランチグライダーに搭載可能な受信機を発売したのと、
2.4GHzのモジュールの単体販売を始めたのがきっかけです。

2.4GHzシステムを搭載させたのは、FF9スーパーです。
この送信機は、以前F3J機などの大型機用に購入したものですが、F3J機を12FGに移行させた為
に遊んでいた送信機です。



送信機側は今まで付いていたモジュールを取り外し、代わりに2.4GHzモジュールを取り付けるだけ
です。
また、既存のロッドアンテナは使いませんので、軽量化の為にも取り外しました。

ちなみに、2.4GHz化した後のFF9sは単四サイズのバッテリーで860グラムで、今まで使っていたFF8
は880グラムでした。

このモジュールはアンテナ基台部分がかなり出っ張っていて、今まで使っていたプロポケースには無
改造では納めることが出来なくなってしまいました。

角度調整が出来るアンテナは実はただのカバーです。 中に受信機のアンテナと同様の細い同軸ケー
ブルが納められています。


l裏面には2セグメントのディップスイッチと押しボタンが一個。

ディップスイッチは8CHモードと7CHモードを切り替えるスイッチ。 6CHの受信機を使う時は7CHモード
にします。
もう一つは地域設定で、フランスで使うかそれ以外かを決めます。

押しボタンは、押しながら電源を入れると設定をするとき等に使えます。
電源が入った状態で押すと、電波が弱くなり、距離テストが出来たりします。


ロッドアンテナを取り外してしまったため、ストリーマーを取り付ける場所が無くなってしまいました。
その代わりに、ダミーアンテナを作りました。

左はM3の鬼目ナットで、送信機のアンテナ基台にねじ込まれ、黒いキャップで元々のアンテナ取り付
け口に固定します。

黒いキャップはJRのパーツで「アンテナキャップ」と言います。
他では、「ホールプラグ」と呼ばれる樹脂キャップも使えます。  元々のロッドアンテナの外径が約10
ミリですので、近いサイズの物で代用可能です。

例「ハリケーン ホールプラグ、M12穴用(M10では外径が8ミリしかありませんでした)」


せっかく作ったダミーアンテナですが、そのままではプロポケースに収まらず、その都度取ったり外したり
する必要がありました。 

送信機内部のアンテナ基台の取り付けネジを手探りで捜すのは至難の業です。 付けたままケースに
収納出来ないかと考えた末、この様な物が出来上がりました。

釣具店の特売1200円のグラスロッドの二段目と三段目を使っての伸縮ダミーアンテナです。
基台への取り付けは、三段目の下に接着したアルミパイプの内部にネジを切り、それを基台にねじ込み
ます。


縮めると丁度ケースに収まります。


重いアンテナが無くなった分、いつものストラップ用の穴にストラップを付けると、送信機側に傾いてしまい
とてもバランスか悪いです。

そこで、ストラップ穴を後ろにずらす「プロポスタビライザー」なるものを取り付けてみました。
ちゃんと釣り合ってますね。

コチラが待ち望んでいた小型2.4GHz受信機「R6106HFC」です。 アンテナは1本で約120ミリの
長さがあります。 

このほかに「R6106HF」というのがあります。 コチラは受信機自体は同じ物ですが、アンテナ線が
短く、メーカーではパークフライ用としているようです。

この受信機、本体部分は薄いですがコネクタ挿入口が厚くなっていて、刺し方も変則です。

LEDがグリーンに点灯していればリンクアップ中。 赤はリンクダウンです。

ちなみに

使用電源電圧:3.3V〜8.5V
バッテリーF/S電圧:3.8V
サイズ:21.7*38.8*12.3
重量:7.1g

VooDooへの搭載例です。
FF9を2FLCモードで設定したので、2ndエルロンはCH5に接続しています。 アンテナ線は胴体内部
に這わせてあります。

LEDがグリーンに点灯しているのが判りますね。


Stobelへの搭載例です。
アンテナ線はサーボを跨いで胴体外へ出ています。


元々アンテナを取り出した穴があったので、そこから引き出してみました。
極少量のスーパーXで動かないようにしてあります。

アンテナ線を胴体内に這わせただけで、ノーズコーンを被せたら、案の定動かなくなりました。


Blasterへの搭載例です。
この機体では、受信機はサーボの後ろに搭載されます。 この受信機はコネクタ部分こそ厚みがあります
が、本体部分は細身なので、すんなり収まりました。


胴体自体はケブラーで、表面ゲルコート仕上げですので、アンテナ内装でも行けそうでしたが、アンテナ線
取り出し用の穴が開けてあるので、そこからアンテナを引き出しました。

アンテナは横に張り出さずに胴体とほぼ並行に出していますが飛行には問題ありませんでした。
飛ばした感じは当然ながら極々普通です。 ロッドアンテナが無い分、振り回しが楽になりました。

気のせいか、機体の反応が良くなった様な....気のせいだと思います。


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