スバル09号のブラシレス化



2002年の5月に初飛行をして以来、7年間きむらクラフトで活躍してくれているスバル09号です。
飛行時間もかなりの物となり、モーターも疲労の色が見えるようになってきました。

製作当初は7セルのNicdで飛んでいたのですが、8セルのNiMHで、更に3セルのLipoでないと
元気良く飛んでくれないようになってきました。

まだQRPのモーターも買えない訳ではありませんが、ここはブラシレスモーターに換装して、元気良
くもう一働きしてもらうことにします。

取り外したモーターとギヤユニットです。 アンプ込みの重量は118グラム、今時の同程度のモーター
の倍の重量があります。

シャフトのガタとかは有りませんが、ブラシが半分ほどの大きさになっていました。 やはり使用限度
に近づいていたようです。

ギヤユニットの方はまだまだ大丈夫のようです。 ネジ緩みもありませんでしたので、汚れを拭き取
るだけに止めました。

今回使ったブラシレスモーターはこちら。 HypelionのHP_P1913、KV値3700、2.3ミリシャフトの
物です。 2セルで400クラスブラシモーターと同等の回転数が得られるモーターです。

また、モーターの取り付けネジのピッチが400モーターと同じ為、換装も容易に行えます。
(写真はWebから拝借いたしました)


ただ一つ、取り付けネジの穴がM2.5なんです。 QRPをはじめ、通常のブラシモーターの取り付け
ネジがM2.6ですので、微妙に合いません。

M2.5はPCの内部部品の取り付けで多く使われているサイズで、長さによってはホームセンター
にも置いてあるのですが、ギヤユニットを介してモーターを取り付けるために20ミリの長さが必要
です。

仕方ないのでネットのネジ屋さんで購入いたしました。 このネジ屋さんは最低価格が決まっていて
420円分は買わないといけません。 一本2円だったので....210本も来てしまいました。


使ったのは2本です。




モーターをギヤユニットにネジ止めして組み上げます。 ギヤのバックラッシュはビニール袋一枚分と。

スピコン共々体重措定です。 スピコンが重いのでこの数字ですが、それでも23グラム軽くなってし
まいました。
バッテリーを動かして、重心位置を調整しないといけませんね。

機体への組み付けは同じギヤユニットを使ったのでそのまま戻すだけです。

APC8*4Eを2セル、1300mAHのリポで8700rpm,9.2Aとこの機体には充分な性能です。
数字的には一般的ですが、飛ばすとパワーの差が歴然です。 ループの大きさもストールターンの
高さも違います。

機速も上がった様で、フラットボトム故にダウントリム1コマが必要でした。

水色のバッテリーは5年ものの1300mAHのリポ、黒いのは最近購入した同容量の物。
大きさは半分、値段は1/3になりました。


モーターをダイレクトの物に替えれば一番楽なのでしょうけど、機体のマウントの作りを直さないと
いけないのでブラシレス化を躊躇していました。
今まで以上に元気良くなったので、スバル09号にはまだまだ頑張ってもらいます。


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