FF9 Superでハンドランチグライダーを飛ばす



今更な感じもしますが、2.4GHzへ移行に伴い、きむらクラフトのHLG用送信機がFF8Superから
FF9Superに変更に変更になりました。 それに伴い行った設定方法を紹介します。

スイッチ類の設定はきむらクラフト独自の物ですので、皆さんがおやりになる時には使いやすいスイッチ
を選んでください。


木村はスイッチ類を全て左側に集中させています。  左手は絶えず送信機にあるから...と慣れて
いるから...以外に特に意味はありません。
(SuperではないFF9ではこの位置がデフォルトでした)

左肩手前の3ポジションスイッチをモード切替に使います。 手前がランチモード、中立がニュートラルの
クルーズモード、奥がキャンバーコントロールが出来るサーマルモードです。

サーマルモードでは、左のサイドレバーでキャンバーコントロールが出来ます。
一番下まで下げると最大キャンバー、「ピッ」と音が鳴る中立でキャンバー0、一番上まで上げると2ミリ
程両エルロンを跳ね上げるスピードモードとして使います。

まずは[PARAMETER]から
TYPEはオフセットが使えるGLID(2FL−C)を選択
AIL−2は6CH受信機を使いますので、CH7&5を選択します。 この場合、左エルロンはCH5に接続
する事になります。


[OFFSET−1,2,3]
オフセット(モード)を使えるようにします。
MIXの項目でINHからOFFに変更することで有効になります。 OFFSET−1とOFFSET−2について
変更します。

RATEはモードを変更したときに予め何だかのアクションが必要な場合設定します。

例えば、ランチモードでエレベーターアップが必要ならELEVRATEを変更します。
また、キャンバーで左右にズレが生じた場合もこの画面で対応できます。

[ENDPOINT]
エレベーターとラダーは実際の舵角を見ながら設定をします。 両エルロンは舵角をAIL−DIFFで調整
しますので、最大値を入れておきます。


(AILE→RUDD)
エルロン→ラダーミキシングはプログラマブルミキシング1を使って設定します。 設定量は実際に飛ばし
ながら適正値を見つけます。


[AIL−DIFF]
エルロンの上下の動作量をモード毎に設定します。 画像はNORM、左肩スイッチ中立の時の動作量
を設定しています。

OFS1(ランチモード),OFS2(サーマルモード)も同様に設定します。 これを忘れると、モードを切り
替えた途端にエルロンが効かなくなってしまいます。


[BUTTERFLY]
ブレーキの設定です。 右エルロン、左エルロン別々に動作量を設定します。

PRESETで不感帯の設定をします。 ブレーキはスロットルスティックでコントロールしますが、ブレーキ
が動作し始める場所にスティックを持っていき、ダイアルを長押しすると設定されます。

この設定ではスティックの上、約1/4は動かしてもブレーキは動作しません。



[B.FLY→ELE]
ブレーキ動作時にエレベーターをダウンにするミキシングです。 スロットルスティックの中程までの動作
量とスロットルスティックを一番下まで下げたときの動作量を別々に設定できます。

まず、フルブレーキの時の頭下げ具合をP−endRATEに調整しながら設定します。
次にハーフブレーキの時の挙動を見ながらP−midRATEを設定します。

フルブレーキは丁度良いけど、ハーフブレーキの時は浮いてしまうならP−midRATEを増やし、突っ
込むようなら減らします。

[SW/MODE]
モード切替をどのスイッチで行うかを設定します。 FF9Superでは細かく設定出来なくて、ランチモード
(OFS1)とサーマルモード(OFS2)は同じスイッチになります。 画像ではスイッチEを使うようになって
います。

TRIMNORMMIXがあり、MIXにすると、モード毎のトリム設定が出来るようになりますが、木村は
通常のトリムをチョイスしています。

B.FLY−SWNULLとすると、スイッチに関係なくスロットルスティックはブレーキとして働きます。


[CAMBER]
スイッチ中立のクルーズモード(NOMAL)の設定です。
このモードではキャンバーは動かしませんので、エルロンの設定値は0です。


スイッチを手前に倒したランチモード(OFS1)の設定です。

正面右のツマミでエルロンの跳ね上げ量を調整出来るようにVRVrCとして、数値を設定します。


スイッチを奥に倒したサーマルモード(OFS2)の設定です。

左サイドレバーでコントロール出来るようにVRVrCとして、レバーの上下に対応した数値を設定し
ます。 上に一杯に上げたとき−2%の跳ね上げ、下に一杯下げた時に−16%のフラップダウンに
なるようになってます。

大きくキャンバーを付けたときの頭上げを軽減するミキシングです。
PROG.MIX2を使います。
マスターにVrD(左のサイドレバー)、スレーブにELEVSW−Eが奥に倒れた時、すなわち(OFS2)
の時にミキシングがONになるような設定です。


設定量は2%から4%程度と極小で、左サイドレバーの動作(キャンバー量)に比例してエレベーターがダ
ウンになります。

12FGなら、動作開始位置とか動作カーブとかも設定できますが、FF9ではココまでです。


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