F3J機を2.4GHz化する
時代の流れで、上里あたりのF3B、F3J機達の2.4GHz化が進んできたので、きむらクラフト の機体達も2.4GHzしてあげることにしました。 |
まずは少しお勉強を... ハンドランチの2.4GHz化の時に使用した受信機はシングルアンテナの受信機でしたが、今回 用意したのはFutaba R6008HSで2本アンテナのダイバーシティーアンテナ仕様です。 メーカーの取説では2本のアンテナを90°になる様に配置しなさいとあります。 ネットで調べた り聞いたりしたところで、この配置の仕方は「角度ダイバーシティー」と呼ばれる配置方法では ないかと思います。 この他に、図にはありませんが2本のアンテナを片方を水平、片方を垂直に立てる「偏波ダイバー シティー」、平行に並べる「空間ダイバーシティー」などのアンテナ配置方法があるようです。 いずれもお互いのアンテナの干渉帯から離すのが基本で、干渉(フェージング)を起こさないのが 設置条件です。 2.4GHzのシステムは細かい仕様が公開されていませんが、一般的な感覚では、受信機側も 電波を出して送信機とやりとりしていると思われますので、干渉は避けないといけません。 |
送信機はモジュールを2.4GHzの物、TM−14に交換、アンテナをストリーマーに交換しました。 このモジュールを取り付けると、CHの配置が変更にります。 CH5FL2→AUX CH6FL→AL2 CH7AL2→FL1 CH8AUX→FL2 変更を促すメッセージに従うと上記の様に変更されます。 Xplorerは上記通りに変更され、サーボの接続替えをしましたが、何故かGraphite2はCH1に ラダーが来たり変更がおかしかったです。 設定したときのVerが低かったからでしょうか? こちらは設定変更をせずにそのまにしてあります。 |
まずはXplorerです。 この機体の胴体は初期の物ですので、胴体先端までカーボンケブラー製となっていて、アンテナを 胴体内に内装することは出来ません。 胴体に穴を開けるのもいやだったので、FRP製のキャノピーを自作、その内側にアンテナを配置 することにしました。 当初、キャノピーの左右に平行に張って見ましたか、これではアンテナ間の距離が足りないので 前後にアンテナを配置する様に設置しました。 オレンジ色のプラパイプの前後からアンテナ線を差し込んでいます。 上記のアンテナ設置方法から4年、より確実なアンテナ設置の方法として、カーボンケブラー胴体のXplorer 1号機では一本のアンテナ線をキャノピーから外に出すことにしました。 キャノピーから一本だけ出たアンテナを「波平アンテナ」と呼称します。 プラパイプをL字に曲げ、一本は従来通りに、もう一本はキャノピーに開けた穴から外に出します。 こちらはケブラー胴体のXplorer2号機。 こちらも一本のアンテナは従来通りですが、もう一本は胴体内に 垂直に立てられたプラパイプ内に収まります。 こちらは同じくケブラー胴体のXplorer3号機。 U字に曲げたプラパイプを胴体底部にホットボンドで設置 し、そこにアンテナ線を通します。 いずれも2本のアンテナが90°に交わる配置です。 ダイバーシティーアンテナとしては不完全ですが、 デッドポイント対策としてこの様にしてみました。 こちらはRC Groupsから拾った記事が元ネタとなっています。 (画像は取り外した受信機) それ以外には受信機が15g以上軽くなり、テールに伸ばしたアンテナ線が撤去されたので、重心 位置を合わせるためにノーズに10gのバラストを追加しました。 |
Graphite2はノーズコーン方式で、しかも全てカーボンケブラーですので、胴体に穴を開けて角度 ダイバーシティー方式でアンテナを設置しました。 アンテナ線の長さの関係で、受信機と電源スイッチの設置場所を変更しました。 以前のレイアウトです。 こちらも10gバラストを追加しました。 |
フィールドに着いたらまずは距離テストを行います。 電源を入れ、送信をしないを選択すると、 システムメニューにレンジチェックが選択できます。 この状態で機体から離れて受信状態を良く確認します。 |