Futaba FF9 + Hitec SPECTRA 2.4
Hitecの2.4GHzモジュール、SPECTRA2.4を長年使っているフタバのFF9に取り付けて見ました。 きむらクラフトではハンドランチとF3J機以外の全ての面倒を見て貰っている送信機です。 フタバとHitecはモジュールがほぼ共通で、HitecのカタログではSPECTRA2.4にHitec、フタバ用の 「Hitec,Fタイプ」と名付けられている位ですので取り付けは全く問題ありません。(JRタイプもあります。) このシステムの最大の特徴は、双方向通信が出来てテレメトリーが出来ると言うことです。 ショートムービーがあります。 (YouTubeへリンク) |
モジュールを送信機に刺すだけで使えるのですが、アンテナを元のFMアンテナの場所に取り付ける為の アダプターが付いてきます。 ピンを抜いて送信機の筐体に埋没する長さに合わせて、ピンを刺して固定します。 右がSPECTRA2.4で、左がフタバのFMモジュールです。 ピンの穴の数が違いますが、必要なピンの 位置はフタバ、Hitecとも共通になっているようです。 Aurora9では残りのピンを使ってデータを表示させるのでしょう。 モジュールはHitec製品(Aurora9)上下逆に付くのでロゴが逆になってしまいます。 ご愛敬です。 モジュールからアンテナに同軸ケーブルが伸びています。 逆さになったHitecのロゴの下に写真ではシール で目隠しされたデータ取り出し用のポートがあります。 |
上が9CH、下が7CHの受信機です。 CHのスロットの他に、DATEスロットがあります。 アンテナの先端に一工夫してあります。 |
こちらがモジュールとパソコンを接続する為のアダプタです。 横にUSBのポートがあります。 これを使用して、モジュールからテレメトリーのデータをパソコンに転送したり、パソコンからモジュールや 受信機にアップデート用のソフトウエアを転送したりします。 |
この様にモジュールとHPP−22を介してパソコンと接続されます。 そのままでも通常のラジコン機器として使えますが、テレメトリーをするためにはモジュール、受信機共に ソフトウエアのバージョンを上げてあげる必要があります。 HitecのHPから、バージョンアップ用のソフトと取説をダウンロードしてバージョンアップを行いました。 |
センサー群です。 左上からGPSセンサー、光学回転計、センサーステーション、下の段が温度センサー、磁気回転計、燃料 センサーとなっています。 センサー類は右上のセンサーステーションを経由して受信機に接続されます。 ここに並べたセンサー類+ 温度センサーを更に2個が全部一度に接続出来るだけのポートが用意されています。 燃料センサーや磁気回転計などはヘリなどに役立ちそうですね。 |
準備が整った所で机上で実験をしてみました。 送信機−HPP−22−パソコンと接続、 受信機−センサーステーション−とりあえず簡単に実権ができそうな温度センサー。 センサー部分を手でつかんでいると、当たり前ですがちゃんとパソコン上の温度計の温度が上がって 行きます。 双方向をしているおかげか、受信機に電源が入ると、モジュールから「ピピッ」と音がします。 受信機電源の電圧は受信機単体で送信機に送る機能を持っています。 |
実際に機体に搭載して実験をしてみました。 実機試験はスバル09号で行いました。 この機体はリボ+ブラシレス化したおかげで、バッテリースペースだった所がそっくり空いています。 元バッテリースペースだった所にセンサーステーションとGPSセンサーを設置、2個の温度計の内一つは空気 抜きの穴から表に出せるように取り回しました。 もう一つの温度センサーはバッテリーに紙テープで貼り付けて、バッテリーの温度を監視できるようにします。 送信機にHPP−22を介してパソコンを接続してテレメトリー開始です。 パソコンの画面をちらちらと見ながら、まずは軽く一周させてから着陸させました。 センサー画面では機体のモデルがくるくる回ってGPSが機能しているのが判ります。 温度計もちゃんと 機能しているようで、外気温が下がってきました。 RECボタンをクリックしてロガーを起動させてから再度上空に。 7分ほど色々と飛ばして着陸させました。 記録したデータを再生させた時の2DView画面です。 緑色の線が飛んだ軌跡で中心の数字は離陸地点 からの距離、下側に高度がグラフ化されて表示されます。 左よりに受信機電圧、飛行距離、速度が表示されています。 更にセンサーを追加すれば全部数値が入ります。 こちらはセンサー画面です。 外気温10℃、バッテリー温度15℃と表示されています。 そのほか、受信機電圧に各種高度、速度などが時間を追って表示されます。 色々と使い方を考えるのが楽しそうです。 温度計は4個まで増やせるので、電動飛行機ではバッテリー、モーター、アンプなどの温度管理が出来そう ですし、F3BやスタントではGPSの軌跡でコース取りの確認などが出来そうです。 モジュールにかHPP−22にメモリーを積んで、パソコンを接続しなくても記録が出来るともっと使いやすい んじゃ無いかと思いました。 |