Cannondale Flash F1


長年連れ添ったBianchi Ospreyの変わりとして2011年8月に発注、2012年3月に納車されたCannondale
(キャノンデール)と言うメーカーのMTBです。

このメーカーはアルミフレームを得意としていて、カーボンフレームに迫る軽量なフレームを使用するので有名な
メーカーでもあります。 この自転車も2011年モデルまではアメリカ本国で生産されていましたが、2012年モデ
ルからは台湾での生産に切り替えられたようです。

溶接自体は台湾生産の方が綺麗かも知れません。

市内にCannondaleの代理店があり、そこで今まで乗っていたBianchiのディメンションを計った上で”L”サイズ
を選択しました。 Lサイズの在庫不足と生産国変更で納車まで時間が掛かったのだと思います。


 

この自転車の特徴はなんと言っても片持ちのフロントフォークにあります。 左側一本だけのフロントフォーク
なので、Cannondaleでは”Lefty”と呼んでいます。



通常のテレスコピックフォークはアウターチューブとインナーチューブが丁度、注射器とピストンの様に擦れて
動きますが、Leftyフォークでは90度間隔で配置されたローラーベアリングによってアウターチューブとインナー
チューブが支えられています。

ダンパーとショックユニットはフォークと別体として存在し、フォーク内に納められますが、テレスコピックフォーク
の様に横方向に力が掛からないので簡易な構造の物です。


この構造により、見た目のインパクトもさることながら、2本フォーク以上の剛性と軽量化が成されています。

タイヤの交換はホイールを自転車本体から外さずに出来ますが、ホイール脱着にはディスクキャリパーを外す
必要があります。



このフォークシステム、良い所ばかりではさすがにありません。 現代のスポーツ自転車に必須であるサイクル
コンピューターのセンサーの取り付けどころに困るのです。

通常はセンサーをスポークに取り付け、ピックアップをフロントフォークに取り付けますが、フォークの形状から
不可能です。
フォークからアームを延ばす様なオプションパーツも出てはいますが、せっかくのすっきりしたフォーク周りが
台無しな一品です。 もしくは有線のピックアップを使い、センサーを後輪に付ける事になります。

少し頭をひねって、私の自転車ではセンサーをディスクローターのスポーク部分に取り付けてあります。
これによりワイヤレスのピックアップがアダプターを使用せずフォーク本体に取り付けるこが出来ています。



Bianchiと並べてみると、フレームの太さが目に付きます。 アルミとクロモリの差はありますが、ダウンチューブ
は倍近く太いです。

製造に20年の開きがありますからパーツ類の規格も変わっていて、同じ「自転車」と括れない程の差があります。


 
こんな出で立ちでお出かけです。 

ブロックパターンのタイヤを履いていますが、時速25km/hあたりまではタイヤの抵抗は感じません。 自転車自体
が11kgを切るほど、MTBとしては軽量なために漕ぎ出しはとても軽い自転車です。

SRAMのシフターが慣れないと使いにくいです。


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