CR2バッテリーパック


きむらクラフトでは14年ほど前から使用しているHLG用の電源ですが、なぜかここに来て
海外の方の食いつきが異常に良いために再掲載いたします。






電圧(公称) 大きさ 重さ(約) 付属品 総計
CR2*2 850mAh 6.0V 15.5*54 24g 24g
NiMH4セル 300mAh 4.8V 15*19*56 30g 30g
Lipo1セル 300mAh 3.7V 17*6.5*42 10g 昇圧器 4g 14g
Lipo2セル 300mAh 7.4V 17*13*42 19g 降圧器 4g 23g

おさらいとして、各HLGに使われる主なバッテリーを上げてみました。

※Lipo2セル 300mAhはハイボルテージ仕様のサーボを使用すれば降圧器は必要が無く、また、Lipo2セル 300mAh
をそのまま使う方もいらっしゃいます。

※最近は減ってきたようですが、Lipo1セルを昇圧せずにそのまま使う方もいらっしゃいます。

※CR2は公称容量が850mAhですが、1週間とかのインターバルを開けると電圧が回復してくるようです。
重量的なアドバンテージは大してありませんが、ノーズバラストが必要な機体が殆どなので、問題にはならないと思います。


 

CR2は電気店やホームセンターで購入すると、2本で1000円弱と高価ですが、ネットでまとめ買いをすると、お安く手に
入れることが出来ます。
この20本(10パック)入りは送料込みで4500円ほど、1本当たり225円でした。


 
パックの方法

ハンダが乗りやすいように、+、−の両端子をサンドペーパーでサンディングします。
糊付きのサンドペーパーを小さく切って、グリグリとやっています。



端子に予備ハンダを施します。 ヤニ入りの一般用ハンダです。



この程度の盛り具合で1〜2秒ほどの加熱に留めます。
ハンダが上手く乗らなかった時も、一度冷ましてから再チャレンジします。

 

アングル材やカーテンレールなど溝の付いた物に電池を乗せます。 私はアルミの引き抜き材の切れ端を使っています。
ホームセンターでたまに切れ端を売っています。

ハンダゴテで両方の端子を同時に溶かしてコテを引き抜き、素早く電池を溝に沿ってスライドさせて接合します。
この時の加熱も2秒以内に留めるようにします。

電池の柄は揃えた方がカッコイイです。

使っているハンダゴテは通常の80Wの物ですが、コテ先に1.2ミリの銅線を巻き付けて外周を太くして作業をやりやすく
改造しています。 専用のコテ先もあります。


 
この様にくっつきます。 電池の直づけの工法ですが、昔から電動飛行機などをやっている方なら一度はやっている工法
です。

接合部の隙間をチェックして、過度のハンダのはみ出しが無いかチェックします。  予備ハンダの量が多すぎると、隙間が
見えないほどハンダがはみ出す事があります。 ショートの危険もありますので、剥がしてやり直しをします。
なお、剥がすのは力業となります。



Vortexから下ろしたバッテリーパックは半年以上前の物でした。 連続使用時間は4時間45分ほどです。



古いパックからコードを取り外して、新しいパックに移植します。



コード、電池の端子共にハンダが乗っていますので、加熱するだけで接合できます。



テスターで電圧と極性のチェックをします。 初期値は6.4V程になります。

ちなみに、受信機の空きチャンネルにテスターを入れて計測したところ、受信機に通電してHS−5035HD 4個がニュー
トラル状態で6.04V、サーボをフルに動かすと5.84Vまで一瞬下がって6V台まで回復します。


 
 
昔はどのくらい飛ばしたか、記憶便りでサーボの動きがおかしくなってから電池を交換していましたが、最近は送信機に
モデル毎のタイマーがありますので、このタイマーで管理をしています。

デジタルサーボ4個の機体は5時間をめどに、アナログサーボ4個なら6時間をめどに交換するようにしています。
きむらクラフトでは色々な機体を交代に飛ばしているので、概ね3ヶ月に一回の交換となります。



4時間30分使用したて交換したバッテリーはコネクタ付きコードを取り付けて、動作テスト用に使い回します。
動作テスト用で使うと、更に半年ほどのお付き合いとなります。



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