平成26年豪雪 亡備録 



2014年 2月8日、2月14日 豪雪の亡備録です。


 2014.02.08 の降雪
 
久しぶりに積もったな〜程度の感想だった降り始め。 小鳥さん用の餌台がまんじゅうのよう...。
まだ可愛げがありました。



自分の車は良いとして、奧さんの車は直ぐに出られるように雪を落としておきました。
2/8の雪は、さらさら粉雪だったので、結構積もっていたのにほうきで簡単に払う事が出来ました。



直ぐに止むかと思っていた雪が、夜になっても降り続きました。
小鳥さんの餌台がまんじゅう所では無くなっていました。



朝になったらこの状態。 気象台発表では40cm越えの積雪、43年振りの大雪との事でした。
そういえば小学校に上がる前に腰まで雪に埋まった記憶があります。



雪が止めば良い天気です。



路地では近所の皆さん、総出で雪かきをしています。 



グランドも一面の雪原状態で、まだ遊ぶ余裕もありました。



誤算だったのは、今までの雪は道路に出しておけば自然と溶けていたのが、積雪が多いおかげでみんな
凍り付いてしまいました。 

シャベルでは歯が立たず、ホームセンターで購入してきたのは「ツルハシ」です。 2.5kgの先端の付いた
ゴツイやつですが、道路に凍り付いた雪もバンバン砕けます。


2014.02.14の降雪 

翌週、まさかの連チャンです。 しかも夜の段階でコレです。
朝になって出られなくなると大変なので、玄関先の雪をほうきで掃いて払っても、1時間もすると元の状態に
戻っている程の降りっぷりです。

家の脇の路地で車がスタックしている、タイヤが空回りする音が聞こえてました。



明けて翌朝.....
コンビニの駐車場に、昨晩スタックしていた車が、腰半分雪に埋まった状態で駐車してありました。
気象台発表で73cm、体感的にはそれ以上の積雪です。



車もスッポリ雪に埋まっています。



小鳥さんの餌台はもう何だか判らなくなってます。



とりあえず、出入り出来るようにだけは雪かきをしましたが、雪が湿っていて重く、2/8の雪のように掃いて
終わりって訳にはいきませんでした。

この日はもう家にこもるしかありませんでした。


 
明けて16日、とりあえず自分の車の上の雪をどけて、奧さんの車を出せるように。
家の前の雪を片側に避けました。

ウチの新聞は届きませんでしたが、朝日新聞の配達員さんが雪の中を歩いて新聞を配達していました。
向かいのコンビニは配達が滞って、お弁当にパン類は全滅していましたが、在庫のある唐揚げやメンチ、
コロッケなどの揚げ物は豊富にありました。 おでんも全滅でした。


 
明けて月曜日、歩いて通勤です。

雪が降ってから初めて家の周辺から外に出ましたが、近所のカーボートは軒並み潰れてしまっていました。

かなり広い国道50号線沿いの歩道は歩ける道は一本だけ。 対向に人が歩いてくれば、どちらかが避けない
といけません。 また、所々凍っているので良く見て歩かないとすっころんでしまいます。

私は徒歩での通勤が可能なので問題はありませんでしたが、電車通勤の社員ではJRがストップして通勤困難
になっていました。 車通勤の場合も幹線道路自体は走れる程度には除雪が出来ていましたが、道幅が制限
されているために大渋滞。 脇道に入れば車のお腹が着いてしまってスタックの危機だったとか。


仕事に出かけても道路が狭まっていたり、通行できないところがあったりで大渋滞。 現地に着いても先ずは
「雪かき」です。 社用車を停めるスペースがありません。



2/18 前橋市の中心部、画像の奥に向かって下っている道です。 まるでスキー場のようになっています。

今までの降雪では、雪が上がった後は暖かな日が続いて、サッと雪を溶かしてくれたのに、今回は気温の低い
寒い日が続いて中々雪が溶けてくれません。 その内に凍ってしまってご覧の有様です。



2/21 日陰ではまだこんなに雪が残っています。
 
建物は文化財にもなっているレンガ倉庫。 南側にあったひさしは降雪で落ちてしまいました。
この倉庫の向かいにツタヤ電気という昔ながらの電気屋さんがあり、この建物は福山雅治主演の映画、「
そして父になる」のロケで使われましたが、店に隣接する車庫兼倉庫の屋根も落ちてしまいました。

実のところ、前橋市には除雪の為の組織も装備も無いのだそうで(ほとんど雪が降らない)、道路の除雪には
建設業者がかり出され、ユンボやブルドーザーでの除雪をしていたので効率がとても悪いのだそうです。

後半、新潟県の除雪部隊が派遣されて除雪のお手伝いをして下さいました。



2/22 道路の端に積み上げた雪がそっくり残って道路の幅を狭めています。 ほおって置いて溶けないので
雪を川に捨てることにしました。

川は暗渠になってしまっているのですが、スノコ状のフタを上げて落とし込みました。 雪はもう、かなり固まって
しまっているので、砕いて、スクって、フライヤーに積んで捨てに行きます。






左下のフタを開けました。 開けっ放しにしておくと危険なので、捨てる毎に開け閉めしていました。



一通り片付いて、雪かき終了。 もうこりごりです。

群馬、私の住む所では東日本大震災の時よりも被害が大きく、雪を甘く見ていた事を反省しました。
木村家では、スノースコップ2本に金属シャベル一本を準備してありましたが、全く足りず。 後で追加した
ツルハシも役だってはくれましたが。

来シーズンに今年のような雪が降るとは限りませんが、もう少し対雪装備を充実させる必要がありそうです。
角スコップ(鉄製が良い)、スノーダンプなんかが有ると良いと思いました。


...大雪がふりませんように...

 


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