CGチェッカー


AERO+のCGチェッカーです。  機体を乗せると全体重量と、黒い棒からどの位離れた場所に重心位置がある
かを表示してくれるとても便利な機械です。

シーソー式と違って、曖昧な値は出ません。


1200グラムまで計れるF3K用と、3600グラムまで計れるF3B、F3J用があり、きむらクラフトに導入されたのは
F3B、F3J用の物です。



今流行の3Dプリンターで作られた手作り感満載の物ですが、前後に自由に稼働する機体コンタクトや屋外でも
見やすいディスプレーなどを備えています。



電源を入れ、立ち上げると電源電圧、総重量、重心位置を表示する画面が現れます。



手前のハッチ内部に電池スペースがあり、3ピンのバランスコネクタ端子が備えられています。 電源はLi−po
の2セルから3セルが使用可能ですが、3セルを使用の際にはコネクタを替える必要があります。

電源は付属しないので自前となります。


 
 
とてもハイテクな物に見えますが、重心位置を測定するシステムの原理自体は昔から使用されている物です。

この装置には、デジタル計りの圧力センサーユニットが二つ取り付けられていて、それぞれのユニットが検出した
重量と、その値が棒からのモーメントの合計と総重量との割り算で重心位置を求めています。



その為に、機体が傾いていたり、測定器が傾いていたりすると、総重量は変わりませんが、モーメントが狂って
正しい重心位置が表示されません。

私はスマホの水準器アプリを使って、置く場所の水平を「概ね」取ってから使用しています。


また、ハンドランチを量る時には、後ろ側のコンタクトがエルロンの動翼に掛かる場合が有り、エルロンが自重
で動いてしまうと測定した重心位置の数値が大きくなってしまいます。



ハンドランチで使用した例です。 平らなところで電源を入れてから、そっと機体を乗せます。 この例では、
機体重量 228.0g
重心位置 68.2mm
と表示されています。

エルロンは通電してニュートラルを出した上で、マスキングテープで固定しています。



F3J機で使用した例です。 大柄なXplorerの胴体も乗ります。 

3600グラムまで計れますので、バラストを積んだ状態でも重心位置を測る事が可能です。


 


[戻る]