F5J用高度記録装置

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F5J競技では必須アイテムの高度記録装置です。  上の大きな物がGliderKeeperで、下の小さい物がAltis-nanoです。
大きさにかなり差がありますが、どちらも基本機能はF5J競技において「FAIのF5Jルールに則った記録を残す」です。

GliderKeeperが大きいのは、この50ミリ程のサイズの中にWi-Fi機能を搭載してい為のようです。
実際の競技では、ディスプレイの数値を目視で読み取るので、付属機能にはなりますが。


 
全体はこの様に本体からオス、メスのコードが出ていて、装置が受信機とESCとの間に入る形になります。

ESCからBECで受信機とサーボに電源供給をしている場合、電源も高度記録装置経由になってしまうので、GliderKeeper
では+と−の電源線は装置をスルーするようにコードが作られています。


Altis-nano 

Altis-nanoでは、設定やバージョンアップ、記録データの確認をUSB経由でPCにて行います。



PCからは、Altis Flight managerを使用してAltis-nanoにアクセスします。 データのコピーだけでしたら、Windowsの
ファイルマネージャーで行えます。



PCと接続するとAltis-nano本体のバージョン確認が自動で行われ、必要に応じてファームウェアのバージョンアップを
行います。



設定項目はデフォルトのままで問題ありません。 「F5J height measurement」にチェックが入っていればF5J競技用の
記録を行います。
「Emergency Motor ON」はモーター停止後30秒で再度モーター起動を許す設定項目で、2019年ルールで設定が
義務化された項目です。

このチェックが入っていないと、モーター起動から30秒後の自動停止もしくはパイロットがモーターを停止させると、
一度電源を落とさないとモーターの再起動が行えません。

例えば、低い高度のまま風下に遠くまで流してしまい、回収が困難な状態で、競技の棄権と引き換えにモーターを回して
機体を回収する事が出来ます。



Altis-nanoに記録されたデータから、高度を縦軸に、時間を横軸にしたグラフを出力できます。

 

アクションタグを表示する事も可能です。



拡大してみると、細かく記録されていることが判ります。 モーターが止まってから10秒後までの最高高度が「F5J alt」
として記録されています。


GliderKeeper 

GliderKeeperは、大きなディスプレイとWi-Fi機能を搭載しているのが大きな特徴です。



本体を立てて3秒保持するだけでWi-Fiモードに移行します。  青いLEDが点灯する事でモードの移行が視認できます。

ただ、機体に搭載した状態でも3秒間立っていると、これでもWi-Fiモードへ移行してしまうので、待機中に機体を立てない
ように気を付ける必要があります。
 


Wi-Fiモードに移行できれば、機体から下ろさずにスマートフォンから設定やログデータの確認ができます。





スマートフォンから、クロームなどのブラウザからAltis-nano同様の高度記録などのグラフが参照できます。 
現地でログデータが確認出来るのが強みです。


 
GliderKeeperはいくらかディスプレイが大いですが、それでも表示が小さく、老眼には辛い物があります。
競技会ではこのようなシートレンズを用意しておくと便利です。



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