ソーラー電波腕時計のバッテリー交換

 
CASIOのソーラー電波腕時計、GW−3000D スカイコクピットと言うモデルです。 2010年から使い始め、
2024年の11月までフライトのお供として活躍してくれていました。
経年劣化で文字盤や針の赤色部分が退色してしまい、内蔵の二次電池の劣化で、室内に持ち込むと秒針が
止まってしまう様になってしまいました。

本来、メーカーにて電池交換が出来るはずなのですが、年式が古いので対象外となり、諦めていました。
ですが、YouTubeなどで腕時計のバッテリー交換の画像を見付け、調べた所、使用する電池は手に入る事が
判りました。 以上を踏まえて、バッテリー交換を行う事となりました。



購入した物はバッテリー CTL920と言うコバルトチタンリチウム二次電池、通販で2000円弱。 こちらは店頭
販売はしていないそうです。
もう一つはOリング。 こちらはモデル番号で検索して購入しました。 通販で1500円弱です。

他のモデルでメーカーにて電池交換をすると、3000円〜5000円と言われているそうです。


 

G−SHOCKなどのCASIOの腕時計の裏蓋は4本のネジで固定されています。
ベゼルは樹脂なので、それほど固く締まってはいないと踏んでいましたが、一本のネジが頭からねじ切れてしまいました。

折れたネジの下のネジは真っ赤っかに錆びていました。 ステンレスでは無く、ニッケルメッキのネジだったようです。
汗の染みた影響でしょうか。



とりあえず作業は続行です。 両側の薄い金属の爪を起こして樹脂のカバーを外します。
蓋と基板を接触させる為に二本の極小スプリングが飛び出していますので、紛失には注意します。



蓋の裏には使用するバッテリーの型番と電池交換後のリセット方法が書かれたシールが貼られていました。


 
バッテリーカバーを外します。 カバーは爪で引っかかっているので爪を持ち上げるとカバーは外れます。 機種によって
色々やり方があるようですが、この機種では爪の左端に持ち上げる小さなタブがあり、精密ドライバーの一番小さい
マイナスドライバで持ち上げる様にする事で外れます。

電池を交換しますが、電池の容量がとても少ないので、ピンセットで電池の上下を掴むとショートしてあっという間に放電
しきってしまいます。
樹脂のピンセットか、ピンセットを絶縁処理をして使用する事をお勧めします。



基板のACのポイントとシャーシマイナスをショートしてリセット完了です。



Oリングにシリコンを塗布しておきます。 Oリング購入時にオプションとして「シリコン塗布」や「シリコン塗布器付属」など
がありました。 手持ちのシリコンスプレーをOリングを入れてビニール袋の中に吹き、ティッシュで一度拭き取ってから
使用します。


 
折れたネジの除去に挑戦します。 錆が出ているので、CRCを容器にとってネジ周りに塗って、一日放置しました。
折れた残りが1ミリほど飛び出しているので、ネジザウルスで掴めば回せるかと踏みました。

外れる物ではありませんでした。


 
苦肉の策として、折れたネジの直ぐ脇に新しいネジ穴を開ける事にしました。 0.8ミリドリルで下穴を開けて、1.2ミリ
ドリルで仕上げます。



古いネジを使って下穴にネジを切ります。 一回目、1ミリドリルで穴開けをしたた時、あっさりとネジが折れてしまいました。
ネジはかなり弱いようです。



蓋の穴を新しく開けたネジ穴方向に長穴加工をします。



少し隙間が出来てしまいましたが、蓋は閉まりました。


 
結局二本、ネジを折ってしまったので、新しく裏蓋ネジを購入しました。 4本入りですが、適合する型番の中に今回の時計
の型番が無かったのですが、見た目とサイズで見きり発注を掛けました。

通販で1100円ほどです。



元のネジの直径です。



長さ、ネジの頭の形が同じなので、同一と判断して使用する事にしました。



四本、新しいネジに変えて、作業完了です。




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