F5J用高度記録計 Altis-nanoのディスプレイ交換


 
F5J競技の必須アイテム、Altis−nano、高度記録計ですが、2024年のF5J日本選手権の時にディスプレイが突然死
してしまい、着陸後のチェックで「えっ....」となってしまった個体です。



良ーく見ると、かろうじて表示が読み取れます。 USBでPCと接続すれば情報も読み出せますので、本体の故障では
無く、ディスプレイ単体の故障のようです。

バックライトの不良かと考えましたが、このディスプレイは液晶ディスプレイでは無く、有機ELディスプレイで、表示の
ドット自体が発光します。


 
何とか直せない物か、と思っていた所、お仲間の関根さんが同じ様な症状のAltis−nanoを使えそうなディスプレイ
を見付けて修理をしていたので、ディスプレイを購入、交換修理をして見ることにしました。

sikiwind OLEDモジュール 4 個 0.69 インチ OLED ディスプレイモジュール 96*16 4個入りで600円ほど、Amazonで
購入できました。 中国からの発送なので、到着まで2週間ほど掛かります。



交換するのは、0.3ミリピッチのフレキシブルケーブルの端子をハンダ付けする必要があります。 幸いな事に、
YouTubeではこの手の電子部品交換の動画が多数上がっているので、良く見て予習をしておきました。


 
基板を固定して、低温ハンダペーストを少量塗り、フラックスを流した上で加熱してハンダをまんべんなく溶かして、
スッとスライドさせるように取り外します。 取り外しには60wのコテを使用しました。



上手く取り外せました。 基板の一番右のパターンが浮いてしまっています。 切ってしまわない様になでつけて
おきます。



低温ハンダペーストとフラックスを再度塗り、ハンダ取り(ハンダ吸収線)で古いハンダを取り除き、低温ハンダペースト
を使ってパターンに予備ハンダをしておきます。 この時は15wの精密用ハンダゴテを使用しました。



新しいディスプレイのフレキシブルケーブルのパターンにも同様に予備ハンダをしておきます。



フラックスを塗って、パターン同士の位置決めをしたら、15wの精密用ハンダゴテで写真の上から下へ撫でる様に
加熱し、ハンダ付けをしていきます。

ハンダ付け後、IPAで周囲を良く清掃しておきます。


 
電源を入れてみると、見事に直っていました。 ドット欠けも無いようなので、パターンは全てハンダ付け出来ている
ようです。



ディスプレイを曲げて、元の形にまとめます。



上からシュリンクチューブを掛けて保護をします。 このサイズの薄手のシュリンクチューブが無かったので、大きな
サイズのシュリンクチューブを切って、シーラーで小さいサイズのチューブを作りました。 写真の上側にシールした時の
縁があります。


 
サーボテスターとサーボを使って動作確認をします。
1.サーボテスターの数値が最小状態で電源を投入。
2.サーボテスターの数値を最大に。 サーボがいっぱいにに振りきります。 この状態で30秒+10秒待ちます。
3.サーボが反対側に振り切れる事を確認します。
4.一度サーボテスターの数値を最小になるまでダイヤルを回し、その後、通常にサーボが動くことを確認します。
5.一連の動作確認後、床面とデスク上で高度の数値が変わることを確認しておきます。

全ての試験はパスしましたが、これを試合で使用するかは要検討ですね。



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