平成19年度 F3J日本選手権 2008.3.8,9


2008.3.8,9 上里模型グライダー場で開催された平成19年度F3J日本選手権
に出場してきました。 2007年の秋に開催を予定していた本大会ですが、台風の
影響でグライダー場が冠水し、石が上がってしまった為に延期となっていました。
KMGAのメンバー等で必死の復旧作業を行い、開催出来る運びとなりました。


(画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。) 撮影 加納さん


開会式の風景です。
競技委員長の櫻井さんとJRGAの長谷川さんからの挨拶がありました。


この時点では風は3m/s程度と良い感じで、気温もそれほど低くはありません
でした。  左奥には送信機預かり所が設けてあります。 正式な競技会では、
自分の出番まで送信機に触れる事は出来ません。

発航エリアへ向かう選手と助手の皆さん。 F3Jではラウンド内での機体交換が
可能なので、2機の機体をフィールドへ持ち込む選手が多いようです。

必死の整備でなんとか150メートル、9レーンの会場を確保する事が出来ました。


作業時間の開始を告げるカウントダウンを聞いて、全機一斉に発航されます。
隣のレーンとは10メートル離れてはいますが、風で左右に機体が振られると非常
に怖いものがあります。

また、曳航時間の長さがフライト時間に関わってきますので、出来るだけ早めの
離脱をしなければいけません。


ランナーは走ります。 必死に走ります。
地面に砂が多く乗っているので、まるで砂浜を走っているようです。

空気の乾燥も手伝って、もの凄く埃っぽいです。


コンディションも良くて、10分を飛びきる選手がほとんどです。
定点勝負になる場面が多く見られました。

動画があります。 ←クリックしてください。


まだまだ着ている物も綺麗です。       撮影 加納さん
選手が右足に付けているのは、ランナーに走り出す合図を送る為の目印です。

ピットの風景です。
選手一人当たり3機の持ち込みが許されているので、機体置き場には多くの機体
が並びました。 2機体制ならF3J機を2機、3機体制ならF3J機を2機に強風用に
F3B機を一機と言ったオーダーです。


今回多く持ち込まれたのは木村も使ったSHADOWです。
進入性も良いので、オールマイティーに使える機体です。


黄緑色の機体は同じSHADOWでもクロステールの機体です。


SHADOWより一回り小さく、走りに振った翼型を持ったエクスピリアンス プロも
エントリーしていました。


SHADOWについでエントリーが多かったのはSupraです。
こちらも薄翼を活かして、強風でも使う選手もいました。


変わったところではこちら、エスパーダRLです。 F3Bのエスパーダやエリータに
似た翼の平面形を持っていますが、翼長や胴体の作りはF3J機のものです。


こちらはオルカです。 翼端を付け替えて翼長を変更する事ができます。


木村とSHADOWです。                撮影 加納さん
今回はこの機体に随分と助けられた気がします。

選手の呼び出しを受けた後、この様に機体と送信機を持って待機場まで移動し
ます。 



午後になって風が強くなってきました。
平均で6m/s程度、瞬間では10m/sに近い風が吹きました。

F3J機で続投する選手もいましたが、F3J機でもバラストを多く積める機体や、
F3B機にスイッチする選手も多く見られました。
上の写真はF3B機のクロスファイアです。


こちらは強風時に木村もバラストを積んで使用したグラファイト2です。
木村の機体では最大900gのバラストを積むことが出来ますが、今回は500gに
止めておきました。

3、4ラウンドは強風の中でのフライトとなりました。


一日の締めくくりはやはりHLGです。

宿泊場となった本庄グランドホテルで夕食を兼ねた交流会がもたれました。
チーム毎に段上に上がり、自己紹介をします。
段上に上がっているのは、今回お世話になった役員の皆様です。


こちらは木村がお世話になった「チームあかぎ」の面々です。 今回は専属のラン
ナーとして3人(左端から笠原君 入沢君 山本さん)迎えたおかげでで選手は
大変楽な思いをさせていただきました。

二日目はうってかわって穏やかなコンディションとなりました。
風は3m/s未満で気温も最高で16度まで上がりました。




風が弱くなると、こちら「トパーズ」の様な軽量機も出てきます。 


高空に上がって首が疲れたのか...はたまたジョー.ワーツを気取ってか、座り
込んで操縦する濱田さん。

(画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。)

EXCEL版はこちら。

一日目に4ラウンド、二日目に2ラウンドの全6ラウンドを消化し、その内の一番点
の低いラウンドを切り捨てた5つのラウンドの合計で予選の順位が決まります。

その結果、決勝進出を決めたのは、吉田さん、川村さん、辻さん、黒岩さん、
大島さん、鈴木さん、大高さん、遠藤さんの8名です。


            正解はこちら←
決勝は作業時間15分×3ラウンドで行われました。
全てのラウンドで15分飛びきった強者もいらっしゃいました。

閉会式の模様です。


二日間を戦い抜いた末に優勝したのは大高さんでした。


上位3名の皆さん。

一位 大高さん(中央)
二位 黒岩さん(左)
三位 川村さん(右)

おめでとうございます。


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